ガーデニング短歌です。


庭畑や 小鳥を歌ってみました。


山吹の かすかな香り たえるよに 冬枯れの みれん かきけすように 
撫で摩る ぼんたんみかんの ふっくらと ナイフいれられず 今日も かごのなか
春の庭 夢 広がって やめられず きっと 親指 緑に染まり
母の紀や 蜜柑ばたけど 村の墓 ぼうこんちょうなる アゲハチョウ 一羽
我にして つゆえの 証 梅の実を もぎて 漬けたり 配ったりもして
韮つみの 指に残り氏 指の かよ 洗い落とせず 治療室に 行く
世の習い 人の憂き事 知らぬげに若芽膨らみ 桜のころと
むせかえる 雨後の 草抜き するすると ぬく 早苗のように
梅雨空に 天使 トランペット 夕闇に 息 吸い込んで 良き 音 香る
食わず芋 ばかりが 増えて 幾鉢も 食える芋なら 楽しむものを
小松菜の こぼれ種から やわやわの ふくふっくりと 草の中にいて
芋の苗 五十本さして くばれし 物 やっと出来たり
お手玉の ように動いた あのころが 膝を落として 草をむしるとは
胡蝶蘭 今咲き終えて 肥料置き 思いは すでに 冬越しのこと
ひよどりの 梅雨空の中 巣立ちして 縄張りとれて 庭  静かなり
牧野 木に 隠れて たれし にがうりの 神の仕上げし 彫刻のごと
白杖で 高 枝の けい 探りおき 脚立さげれば 植木屋姿
卯の花は うつぎの 花とラジオから 我が 育てし あの うつぎの木か
我が庭に 梅ノ木一本 満開で 馥郁たる屋 うぐいすも来て
秋の蚊よ 命がけかよ 耳元に 払い飛ばして 又夢の中
庭隅の 蜜柑 にんじん 山椒に あげはの臭い そのままにしておき
ラジオから 覚えたばかりの 鳥の声 我が庭にも 来るは 居るは と
朝顔や つるを毎日なおしおる 行灯になれよ 君は 知らぬか
ふらにゃ ふれ ふれば はよやめ 天邪鬼 天の恵み そこをつきるに
九月より 食べはじめたる 青蜜柑 又もぎ取れば 残りはわずか
庭隅の 蜜柑と 山椒に あげはきてどちらも好きで 薬もやれず

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