私は英会話を趣味としてラジオを聞きますが 外国人の先生がちょっと話したのを プーット 膨らませて書きます。
 最近 海外ニュースでオランダに海岸線に堤防をかねた素晴らしい高速道路が出来たそうです。  でも この話は古く遡ったものです。
  海岸線を高い堤防が長く続き 運河に沿って ピラミッド型の あるいはバルコニーがたの風車がなん機も並び 水をくみ出し 粉をひき ある物は菜種油を搾り 製材を する、為、勢い良く回っている。
 そんなロッテルダムの海辺の近くにまだ6歳のマイクは住んでいた。  ある日 ノッポの 14歳のジュニアスクールの兄さんについて、近くの 広場まで 遊びに来た。  因みにオランダ人は世界で最も背の高い人が多いそうです。
 しばらくボール遊びをしていたが 運河を棒高跳びで飛ぶことになり ノッポの お兄さんたちは向こう岸に行ってしまった。 もちろんマイクは行けない 向こう岸からお兄さんが 「マイク そのボウル持って先に帰ってくれ」 と叫んだ。しかたないので しばらく遊んで帰ることにした。
マイクの家はそんなに遠くは無いので一人で帰りだした。 でも 道は高い堤防の上 左側は ずっと海 秋の日はつるべ落とし もう海の色は黒ずんで見える。 右側は なだらかではあるがかなり低いところまで草に覆われている。   そんな道から あやまってボールをころがし落としてしまった。
 ちょうど階段があったので降りてボウルを拾って上ろうとしたら かすかに水の吹き出る音がした。 雑草を分けてそばに行ってみると 土手から水が吹き出ていた<br>。 マイクはそれを見ていつもお爺さんやお父さんに言われていたことを思い出した。   「マイク 私たちの家はオランダの堤防を作り 治し 伸ばして行くのが我が家代々の仕事だ 国土を広げ 守って行く 人々から尊敬されている仕事なんだ たとえ鼠やありの 穴でも海の水が漏れれば直ぐに堤防も壊れてしまう それを探して直しているんだ」といつもお爺ちゃんの膝で聞かされていた。
 それにマイクはいつも 「グランパ 僕もパパやアンクルのように堤防を守る仕事を大きく成ったらやるよ」って言っていた。 それで糸のように吹き出ている所を、小さな手で押さえた。 水は止まったが土が軟らかくなり手がめり込んで行った。 それでもどうすれば良いかわからない。 回りを見ても薄暗くなった所に誰も見えない。
しだいに回りは暗くなってきた。 疲れて土手に寄りかかりながらも抑えていたが うとうと眠ってしまった。
  おじいさんとお兄さんが海に落ちたのかと必死に探してた。 仕事から帰って来た大人たちも混じって手分けしてあちこち探していた。  マイクもやがて目を覚ましたが腕は寒さと疲労でしびれていた。 遠くで母の呼ぶ声がしたような気がした。
マイクの 泣き出した声を遠くで聞きつけた母が駈け付けてくれた。 そして大人たちも集まり、なにがあったか皆、すぐに納得し母の腕に抱かれているマイクを褒めた。
人々の口に伝わり それが 女王の耳に届き 女王様から褒美を戴き その話が代々 教科書に載ったそうです。終わり。みやじ。

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