卓也とのりかは幼馴染である。 偶然同じ産院で一日違いで生まれ、母親同志がそれからずっと仲良しであった。 しょっちゅう会っていて 子供同士も兄弟のように育った。
 それでも中学生に成ったころから なんとなく意識し 一緒に遊ぶ事も 遊び方も かわっていった。高校は違ったが お互い意識して見ていた。
 そして高校3年生の冬 偶然バス停で出会い直ぐに前の兄弟のように なんの わだかまりも無く 顔を見詰め合って話せた。 お互いに 見詰め合って 幼顔から 大人に成っていた。そして希望大学も テニスの 趣味も同じだ。
  二人は24歳の夏を遊んでいた。お互い同じテニス同好会で 打ち上げをして ビールも飲んで騒いだ。おひらきに成り 義男は少し酔っていた。マウンティンバイクで来ていたが二人は連れ立ってかおるの家の方に自転車を引いて ぶらぶらとたわいも無い事を話しながら歩いた。
 家に上がる事に成り 居間で新しいCDを聞いていた。そしたら卓也が  「ねえ、 のりちゃん、おれちょっと悪酔いしたな。」と言って茣蓙カーペットの上に寝転んだ。
のりかは 「あら、大丈夫。」と言って氷水と 冷えたタオルルを持って来た。 水を飲み又横になったので、のりかは自然に膝枕をしてやった。ミニスカートが気になるのか なんどもミニスカートの裾を引っ張った。 タオルで顔を拭いてやったりしていた。
卓也は目を閉じ静かに寝息を立て始めた。 幼顔の残った卓也の顔を見ていたら、のりかはエコンテをめくる様にして 走馬灯の様に 色々な事が浮かんできた。いままで生きてきた間いつも卓也は心に生きていた。
だけど恋愛小説のように卓也を思う事が出来ない。でもおよめさんに成るのは 卓ちゃんと 子供の時から決めていた。
のりかは何度もミニスカートを気にして手でひっぱって正座していたが始めて膝枕をしたので足がしびれ もぞもぞしていた。その時 網戸越しに稲妻が走り、のりかの嫌いな 雷の音がした。 それで思わず大きなオナラヲしてしまった。
のりかは 雷の怖さも忘れ 足のしびれも忘れ恥ずかしく笑ってしまった。 今の  おならの音 卓ちゃんに聞かれたかしら。
のりかがあまり もぞもぞ動くので卓也が静かに目を開けた。 「あら、卓ちゃん大丈夫。」「うん、 ちょっと眠ったら気持ちよく成ったよ。」 のりかはお腹の中で。「じゃぁ 今のおなら聞かれなかったわ。良かったわ。」 それでも気になったので
「ねぇ。 卓ちゃん 今 すごい音したけど聞こえた。」「ううん、何も 聞こえなかったよ。なんか 音したの。」「あら、良かったわ 聞こえなかったのね、 良かったわ。」と思いながら。「うん、今ねぇ、大きな雷が鳴ったのよ。」
「へぇ、ほんと 知らなかったよ。」「あら、 じゃぁ なにも聞こえなかったの。」 「 うん、雷が鳴ったのか、それかおちゃんの、おならの 前かあとなの。
あら、聞かれちゃった。   そして卓也は起き上がり。 「俺帰るよ。今日ちょっと  のりちゃんに  言おうと思ったが酔っ払っちゃっているから 大事な事は やっぱりしらふの時言うよ。」と言って帰って行った。
のりかは 恋の痛みにも耐えれない膝を摩りながら見送った。 その夜 のりかのpcに受信中と出て メールを開けたら卓也からだ。 絵文字は 雷におならのマークだった。「もう はずかしいわ。卓ちゃん。」終わりまで 読んで のりかの顔が一面の笑顔に成った。    お わ り。

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