定山渓の少し南に宝来沢林道という無意根登山に使われる林道がある。この林道は小川という川というか沢に沿って無意根山方向へ伸びているのだが、その小川の対岸に小白山というあまり目立たないが、なぜか地図にしっかりと名前の載っている山がある。この山が今回のメインターゲットである。小白山だけでは何なので小白山から無意根山麓に伸びる稜線を歩き、シャンツェ手前で右に回って登山道を下るコースを設定した。コースの大半が林道でかつ起伏のある緩斜面が大半を占めることから、スキーはウロコ板のテレマークがふさわしいと思われた。ダンパラさんは、私が今シーズン買ったカルフの板で行きたいと言ったので、私は1995年製のやや細身のウロコ板となった。どうせならというわけで私は革靴。ダンパラさんは革靴が無いのでプラブーツそれもT2である。
宝来沢林道入り口に車を止め、スキーを履いて林道を歩く。前日が山スキーだったので、シール無のウロコ板の軽いこと。昨日、山スキーでブッシュの中や急斜面のトラバースや沢歩きや沢渡に付き合わされて不機嫌だったダンパラさんの機嫌が見る見る良くなっていく。確かに、林道歩きでは軽量のウロコ板はとても軽くてラクチンなので、今回のようなツアーにはベストマッチングだが、ダンパラさんは自分が気に入ってしまうと、たとえ夫のモノでも自分のモノだと思い込む悪い癖があるので私は内心あまり穏やかではない。
宝来沢林道を3km程歩くと左手(川の方)にやや開けた場所がある。ここが「昔の」宝来小屋の場所だそうだ。余談だが昔の地図とかネットで入手した1/25000の地図にはこの場所が宝来小屋になっている。ここから川に下りる林道の跡があり、この廃道を下り小川はスノーブリッジで渡る。渡ったところで取り付けシールをつけて小白山を目指して急斜面を登り、凍結した池を(わざわざ)かすめて斜面を登って稜線に出る。小白山には東斜面から稜線伝いにブッシュをかわしながらアプローチする。
小白山山頂からは四周が良く見え、なかなか展望が良い。その割りに山頂からの画像がほとんど公開されてないのは木々が多いので写真にすると絵にならないからだろう。しかし、冬なので葉が落ちており肉眼で見るとなかなかの展望である。
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| おなじみ。宝来林道歩き
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沢を超え急斜面を登る |
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凍結した沼上を歩く |
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| やや痩せ気味の尾根を進む
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山頂にある小奇麗な標識 |
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展望はいいのだが写真写りは悪い |
今回のコースは目標が小白山山頂ではなくシャンツェ手前なので引き続き西に進む。小白山の西斜面を下り、疎林の中の緩やかなアップダウンを繰り返しながらシャンツェを目指す。シールなしのスキーなので足元が軽い。ところどころ開けた場所があり、目の前に無意根山が見える。間近だと凄い迫力だ。シャンツェに近ずくに従い傾斜もそれなりにきつくなってくるが、うまくコースを選べば特に滑ることもない。無理がきかない分、ルート取りのため真剣に地形を見るのでいい勉強になる。一方、天気は次第に悪化し、小雪も舞い始めた。ダンパラさんは多少がっかりだが、私は内心ホッとしている。なぜなら、これから下りなのである。プラブーツとセミファット板の組み合わせなら楽しめる下り斜面も、皮ブーツとやや細板の組み合わせには牙をむいてくる。しかし、雪が降っていれば、服に雪がついているのは降雪のせいなのか転んで雪がついたのかわからなくなるのだ。
予報では午後から雨か雪ということと、無意根がガスに覆われて麓から見上げても何も見えないので、予定よりややシャンツェ手前よりで右に旋回し、埋まった沢を超えて(数度転びながら)大蛇が原手前で登山道と合流する。後は林道を下って駐車場に戻るだけだ。軽いスキーのおかげで程よい雪山ハイキングのような山行だった。昨日不機嫌だったダンパラさんもすっかり上機嫌となったので、ここしばらくは安泰だ(何が?)・・・
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| 緩斜面の疎林を登る
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緩斜面を進むダンパラさん |
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大蛇が原目指して滑る |
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| ダンパラさんの後を追って滑る
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大木の間の登山道をゆったりと滑る |
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雪に埋もれた宝来小屋の横を通過 |

リザルト
| 林道入口発 | : | 08:16 |
| 林道離脱 | : | 09:20 |
| 小白山山頂 | : | 10:45 |
| 折り返し | : | 12:12 |
| 林道入口着 | : | 13:40 |
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