札幌岳の南にある狭薄山は登山道が無いので積雪期に登られる山らしい。今回はこの狭薄山に挑むことにした。3月27日は月曜日なのだが労務問題回避の為の代休消化ということで仕事を休んでの山行である。妻のダンパラさんは「ぐちくんが遭難して未亡人になっても食べていけるように」と出勤したので単独行となった。
出勤前にダンパラさんが登山口まで送ってくれるとのこと。国道230号線の定山渓トンネルを過ぎたところに広く除雪してある場所があるので、車から降りる。ここが林道入り口だ。ダンパラさんを見送った後、スキー(今回はカルフのウロコ板)を履いて林道を下る。しばらく下ると定山湖南端の豊平峡大橋あたりに出る。豊平峡大橋へは行かずに豊平川に沿って林道を南下する。豊平川に掛かる橋を渡ると三叉路があるがそれを直進(空沼林道)する。またしばらく漁入沢川に沿って歩き、漁入沢川を渡ると再び道が左右に分かれる。今回は左に行くがそのまま直進して取り付いても良いと思う。このあたりは狭薄山山頂から西南西に伸びる尾根の終端付近なので林道を歩きながら適当な場所を見つけてスキーにシールを付けて取り付く。スキーが重くなるが仕方が無い。尾根をひたすら登るとC890付近から傾斜が緩くなるのでシールを外す。シールを外したウロコ板は軽やかに広い尾根を進む。
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| 林道入り口の看板
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林道を下って登る。長い林道歩き |
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緩斜面の尾根を歩く |
尾根が次第に狭くなり、C1020付近でナイフリッジになる。スキーでナイフリッジを歩くのはおっかないのでアイゼンに履き替えシートラする。最初のうちは腐った雪にうまるが、次第に雪が固くなりアイゼンが効き始める。しかし、そのころには尾根が広くなり斜度も緩くなってきたのでC1150付近で再びスキーに履き替えて頂上を目指す。結局スキーを脱ぐことなく、シールを付けることなく頂上までスキーで行けた。
山頂は殆ど木が無く吹きさらしだが、それだけに視界は良好で360度のパノラマを味わう。ややガスっていたが、近傍の札幌岳や空沼岳はもちろん羊蹄山、喜茂別岳、無意根山それに札幌市街なども見える。 |
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| C1030から頂上を見る
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C1200付近。頂上まであとわずか |
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頂上から見た札幌岳 |
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| 頂上から北の方向に札幌市街
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無意根山も姿を見せる |
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空沼岳の方向を望む |
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山頂から北の方向には雪庇が発達しているので、山頂と山頂に続く尾根上のコルを西に巻きながら高度を落としトラバースをしながら東に進む。あまり高度を落とさない方が良い。途中あるコルは巻いたが、さほど険しくないし、尾根方向の斜面もおいしそうなので登り返して斜面を楽しんでも良い。振り返ると狭薄山が中山峠側から見る穏やかな山容とは大きく異なり鋭く聳えている。ガマ沢川の源頭部で札幌岳から空沼岳への縦走路を横切り、西御料川の源頭部へ進む。 |
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| 程よい斜面もそこそこある
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北から見た狭薄山。鋭い山容 |
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ガマ沢川源頭の登山道付近 |
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西御料川の源頭部から沢底へうまくスキーを操作しながら(要するに切り返しながら)降りて行く。沢筋を間違えると拙いので慎重に降りるが途中林道跡らしきものをみつけたので利用させてもらう。林道跡も途中で途切れたものの無事沢底に到着。地図では沢底まで林道が伸びているが、あるのは林道跡であった。どうやら廃道になってしばらく経つようだ。それでも林道の路盤跡があるのは嬉しいもので快調にすすむことができた。しかし、やはり廃道は廃道であった。雪崩の後は放置されており、それがクラストしていたり、雪が腐っていたりしてヒヤヒヤしながらトラバースする。橋梁は落ちており、川底までおりてスノーブリッジで川を渡り岸を登って路盤跡に復帰する。路肩が崩落している箇所は川まで降りて雪をつないで路肩が残っているところまで進む。下るにつれて雪が少なくなり、路盤に石や岩が出てきたのでソールの保護のためシールを取り付けて進む。おかげで沢底の林道終端から林道基点までの5.6kmが下りにもかかわらず3時間以上もかかったのである。 |
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| 源頭部から沢底へ降りる
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地図上の林道は既に廃道だった |
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廃道のためほとんど壊れている |
 | | リザルト
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| 林道入り口 | : | 06:36 |
| 取り付き | : | 08:47 |
| ・1036 | : | 10:44 |
| C1100 | : | 11:46 |
| 狭薄山頂着 | : | 12:32 |
| ガマ沢川源頭部 | : | 13:51 |
| 林道(廃道)終端 | : | 14:54 |
| 林道基点 | : | 17:41 |
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