夏〜秋の夕張岳はパトロ-ルで毎年5回登っているのだが、積雪期はなかなかスケジュールの都合がつかず山頂まで行ったのは今回が始めてだった。今回のパーティーは9人。私とダンパラさんとS氏がスキーで、残りがスノーシューである。
前日、ヒュッテに続く林道はゲート前に集合し、閉鎖されている林道をヒュッテまで歩く。ヒュッテに到着後、翌日のブリーフィング。ブリーフィングがやがて懇親会になり就寝。翌日4時半に起床して、5時半にヒュッテ前を出発。夏道の冷水コースを進む。途中で左の稜線を登り、夏道の馬の背コースに出る。
|
 | |
 | |
 |
| 雪の残る林道を進む | |
今回のルート。ほぼ夏道沿い | |
稜線までブッシュが続く |
左手に夕張山地北部の山々を背に滝ノ沢岳の鋭鋒が見ながら稜線上をしばらく歩く。前岳のすぐ下の望岳台は雪崩の巣なので望岳台のかなり下を慎重に巻いて歩く。前岳を巻くと表面が融けて輝く雪の丘陵の向こうに夕張岳本峰が見える。蛇紋岩崩壊地も1400湿原も吹通しも雪の下だ。動物の足跡はあったが懸念されたスノーモービルの跡も無かった。
吹通しを過ぎたところでシーデポしてアイゼンを履いて山頂を目指す。天気は快晴。山頂からの眺めは最高。芦別岳や鉢盛山等の夕張山地の山々、シューパロ湖、清風山や富良野盆地が白地に緑のスポットの美しい風景をなしている。積雪期の夕張岳もいいものだ。私の甘言につられて林道を8km歩かされたS氏もご満悦だった。殆ど雪の下の夕張岳神社の前で昼食。食後、シーデポ地点に戻り、遮るものの無い雪の丘陵を滑る。テレマークの達人のS氏は華麗なテレマークターンで滑る。私とダンパラさんも滑る。芦別岳目指して滑る感じが気持ちいい。 |
 | |
 | |
 |
| 前岳の威容。下は雪崩の巣
| |
前岳の麓を慎重にトラバース |
|
前岳を抜けると山頂まで雪原 |
 | |
 | |
 |
| 山頂から芦別岳を望む
| |
シュカブラの残る山頂付近 |
|
華麗なテレマークターンで滑るS氏 |
|
前岳は麓を左に巻き、稜線上から山腹のブッシュ地帯を降りる。65mmの細板には辛い斜面だ。ヘロヘロになりながらヒュッテに到着。宿泊用の荷物をまとめ、ヒュッテの掃除をした後、春の日差しの中、もと来た林道を延々と歩いて戻ったのである。 |