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2006.9.16
8月1日に住み慣れた札幌を離れて1カ月。単身での東京勤務にもすっかり慣れダンパラさんがいなくても何の問題も無いのだが、「9月になって、大雪は紅葉だから帰ってコイ」という優しい?妻の言葉におびえなが帰ったのである。
9月中旬の大雪の紅葉といえば、定石どおり銀泉台だろう。しかし、赤岳往復だと物足りないので、赤岳から御鉢平を経由して黒岳までの紅葉を楽しもうという欲張りな計画となった。しかし、北海岳の時間と疲労度により無理に時計回りで黒岳(御鉢平をほぼ一周)を目指さずに、反時計回り(沢を越えるだけの短縮ルート)で黒岳を目指すかを決めるだけの計画性?はもっていたのだ。
車を、層雲峡に置いて、タクシーで銀泉台を目指す。ウィンドゥ越しの赤岳第1花園の紅葉は4分程度で緑が多い。今年の紅葉は遅いのかもとあまり期待せずに、赤岳への登山道を歩く。実は恥ずかしながら大雪山にスキーなしで入るのは生まれて初めてなのだ。「夏の赤岳への登山道はこんなんだ」と感心しながら、ダンパラさんはあきれながら紅葉初期の第一花園を後にする。しかし、そこは標高2000mしかなくても北海道の屋根の大雪。第三花園まで来る頃には、見事な紅葉である。ダンパラさんも大喜び。 |
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| 赤岳登山口を出発
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第一花園。紅葉は初期 |
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第三花園付近の紅葉 |
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第三花園、第四花園と赤く染まった山肌を見ながら山頂を目指す。赤岳山頂付近はさすがに紅葉は終盤だった。大雪の紅葉シーズンということで赤岳山頂はたくさんの登山者がいた。しかし、小泉岳の方に歩き始めると、植生が殆どない緩くて広い稜線には登山者は数えるほどしかいない。小泉岳山頂を通過し、白雲分岐から北海岳へ向かう頃には登山道には人影は見当たらなかった。白雲岳の稜線を巻くのだがスケールは小さいものの、登山道の脇や稜線はところどころ綺麗に色づいている。白雲分岐から下り切ると御鉢平の外輪山の登りとなる。登りきった所が北海岳山頂だ。正面には今年雪渓を滑った北鎮岳と凌雲岳が仲良くその威容を誇っているのが正面に見える。やはり緩くて広い北海岳山頂だが、目の前は御鉢平の巨大な噴火口である。その御鉢の底からは有毒ガス(硫化硫黄?)が噴出しており死の世界のようだが、どっこい、ちゃんと植生はあり、しかもちゃんと色づいている。生命の逞しさと美しさを垣間見たような気がする。 |
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| 赤岳山頂付近
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白雲岳の麓付近 |
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北海岳から見た北鎮岳 |
| 北鎮岳山頂を後に赤石川の作る沢筋に降りる。まだ雪渓の残る沢を渡るが、雪渓と紅葉の取り合わせの妙が、独特の風景を醸し出している。沢まで降りたら、今度は黒岳石室までひたすら登ることになる。北海岳から黒岳石室までの区間は植生も豊かで、真っ赤に染まった木々も多い。 |
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| 御鉢の中も紅葉が始まる
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烏帽子岳の麓の紅葉 |
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雲の平付近の鮮やかな紅葉 |
次第に人の声が聞こえ、そして賑やかになり、正面の視界が開けると、黒岳石室の前に到着。ここからは、銀泉台〜赤岳山頂並の観光コースで人が多い。始めてみる雪の無い黒岳石室だが実に植生豊かだ。「雪の無い黒岳石室の周りって、こんなに起伏があったんだ。」と感心したら、ダンパラさんがあきれていた。雪の無い時期の大雪は生まれて初めてなのだから、感動してもいいとおもうのだが。
やはり、雪の無い黒岳登山道も初めてだったので、木々の多さに驚いた。いつもこれらの木々の上を滑っていたのだ。最後は黒岳リフトとロープウェイを乗り継いで層雲峡まで降りた。 |
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| 黒岳石室付近
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黒岳のマネキ岩の紅葉 |
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ロープウェイで層雲峡へ |
| 初めての夏靴で歩く大雪は天気に恵まれ紅葉を存分に楽しめたて嬉しかった。
そして、懲りない我々夫婦は、翌日サンゴ草を見るため、網走方面に向かって出かけたのである。 |