1年の半分以上を雪と氷に覆われている大雪山だが、下界が春真っ盛りのこの時期のみは天気が持てば、御鉢平をスキーでチンタラ歩き、斜面はピューッと滑れるのだ。また、御鉢平の西端の黒岳の山頂直下の斜面の滑降はビッグスケールで気持ちが良いが、急斜面でカチカチに凍ると牙をむき多くの上級テレマーカーを血祭りに上げのだが、この時期だけは雪も緩み下手な私でも山頂直下の急斜面を下りることができる。そこで、札幌周辺で滑るところが無くなるこの時期は黒岳詣でに出かけており、今年も例によって出かけたが、今年はダンパラさんと二人である。
昨年滑った北鎮岳まで行く計画だが、前日の土曜日は雨。天気の回復は昼になるとのことで乗り気が薄れてきたダンパラさんだが、なんとか連れ出した。朝、道央自動車道は風が強かったので、ロープウェイの運行中止を危惧したが運行していた。 |
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| 黒岳駅から雪がありスキーを履く
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休業中のリフト横を歩く |
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標高1500mぐらいからシートラ |
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早朝のロープウェイに乗り、黒岳駅からスキーを履いて黒岳山頂を目指す。運休中のリフトの横を歩く。天気は回復するとのことだが、すぐ晴れるどころか雪が舞い始めた。「行ける所まで」と早朝のまだ硬さの残る斜面を登る。雪はすぐ止んだが、晴れ間は見えない。1500付近でアイゼンに履き替えて登る。低温で適度に固くなった斜面にアイゼンがばっちり効いた。コースはやや右に向かい夏道の上を登るような感じだ。所々薄日が差すようになるが、すぐに雲に覆い隠される。このまま登れれば良いのにと思ったが、黒岳の斜面とは言え5月である。次第に雪が緩んで、場所によっては埋まるようになった。そこでやや左にコースを変更して硬いところを登るようにすると、再び順調に登れるようになったので、このまま一気に山頂だと思った。 |
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| 何回見てもここの高度感は凄い
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昨夜の雪で樹氷ができていた |
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もう少しで山頂と言いたいが・・・ |
しかし、好事魔多しでダンパラさんのアイゼンが壊れた。応急修理して歩き出すが山頂まで50mのところでまた壊れて、再び応急修理。あと50mをだましだまし登り、ようやく山頂に到着できた。
黒岳山頂に着いたので、黒岳石室へ降りて御鉢平を歩こうかと思ったが、山頂はガスで視界が効かない。まあ、時々薄日が差し始めており、後1時間程で天気は回復しそうだ。しかし私の場合、夜には東京に帰らないといけないので天気の回復を待つわけにもいかず、また、数年前の5月に御鉢平で吹雪かれているダンパラさんはすっかり進む気を無くしていた。というわけで御鉢平に行かないならばと即下山する事になった。 |
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| アイゼン修理完了。再び山頂へ
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山頂着。薄いガスに覆われていた |
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残雪の御鉢平。桂月岳も見えない |
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山頂部の急斜面とやや固めの雪面にビビるダンパラさんを尻目に私は、例によって山頂直下の急斜面を幅一杯を使って滑降を楽しんだ。斜面の状態は良く凸凹も小さくて、かわしたりいなしたりして滑ったが、スキーを雪面に押さえるため太腿に力がのべつ入る。標高が下がり傾斜が緩む頃になると、借りてきた猫モードだったダンパラさんが復活してきたが、私は次第に太腿が悲鳴を上げ始めてきた。そして、リフト横の緩斜面では簡単にこけてしまった。この緩斜面、ダンパラさんは私を横目に高笑いしながら滑ったのだ。まったく緩斜面番長だ。 |
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| ビビリながら山頂から滑降
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急斜面をトラバース |
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ようやく天気が回復してきた |
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| 青空にシュカブラが映える
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バックは黒岳。日本離れした風景 |
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もうすぐ黒岳駅。足が疲れている |
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下山後、「黒岳の湯」で汗を流し、札幌の自宅経由で新千歳空港に向かったのである。楽しかったけど、一寸あわただしい山行だった。 |