「クリスマスは三段山」を合い言葉にしているわけではないが、2年連続して楽しませてもらったから今年もクリスマスを三段山で迎えようということになった。ありがたいことに今年もHYMLの有志による白銀荘でオフミがあるというので、ちゃっかりと参加させてもらった。
昼過ぎに白銀荘に到着。昨年は雪不足だったが、今年は雪もたっぷりある。午後のスタートだから先行者のトレースを利用して登っちゃおうと考えていたが、ダンパラさんが「西の谷の方の疎林を滑りたい」というのでコースを外れて右に進む。先行者はいないのでラッセルである。昨シーズン一度行っているダンパラさんがラッセルしながら行くのかと思いきや、「先に行け」と言われ逆らうと怖いので仕方なく膝下ラッセルで進む。通常、適当に交代するはずだが、ダンパラさんにその素振りは全く無くずっと私がラッセルしていく。
このコースを歩いているはずのダンパラさんにナビを期待していたが「覚えていない」との有難い返事。2時間近く歩いてもそれらしい所も無かった。ダンパラさんは人に散々ラッセルさせておいて「場所がわからなくなったから通常ルートに戻ろう」と言ったのだ。「通常ルートにもどるのだったら2時間のラッセルは何だったんだ」という心境である。しかし、その「わからなくなった」地点こそ目指す疎林の斜面の下端だったのだ。圧倒的に有利な立場に立ち一気に鼻高々となったダンパラさんは、なんと先頭に立ちラッセルしながらコースを説明してくれるが、枝からぶら下がったピンクテープがなかったらどうだったか怪しいものである。
さすがにダンパラさんが(夫を犠牲にしても)行きたいと言っていたコースだけあって斜度といい、まばらな木立といい、実に快適な斜面でおまけにパウダースノーだったので、ホイホイと曲げながらスキーを楽しみ気分よく帰路につけた。降りてから白銀荘に入り、温泉に入り、皆で鍋をつついているうちに夜は更けて行くのであった。
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| 空身で歩くダンパラさん
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視界良好。膝下パウダーを滑降開始 |
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上がる雪煙が気持ちいい |
翌23日は朝から晴れ。気温は低いが風は無いという絶好のコンディション。まずは三段山山頂を目指し出発。
今日のコースは登りノーマルルート。下りは3段目から左に折れて昨日のルートに合流する予定。1段目を登ったところで、ビギナーのAさんを見つけた。「1段目の上からスキーの練習をする」とのことだが、こんな日に1段目でスキー練習もないだろうと、そのまま山頂へ誘う。実はAさんは森林限界以上のピークは始めてで山スキーも4回目とのこと。でもゲレンデはかなり滑っているのでプルークで降りればいいと説得。3人で山頂を目指す。近日の積雪のおかげで針葉樹の樹氷の森も見ることができ、森林限界より上では、晴れで無風という天気のおかげで周辺から遠景もばっちり拝めた。
天候に恵まれ、Aさんは落伍することなく無事山頂に到着した。山頂からは富良野岳や上ホロカメットク山や十勝岳が澄んだ青空を背に眺めることができた。かくして、平和な生活をしていた市民が山スキーヤーとして破滅への人生を歩み始めたのだ。ちなみに11月末に雪崩の惨事があった安政火口付近もよく見えた。 |
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| 絶好の天気に恵まれる
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雪を被った原生林 |
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3段目付近を登る |
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| 前十勝がくっきり見える
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最後の登り。Aさんもついて来ている |
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無事登頂。山頂はごった返していた |
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| 十勝岳山頂付近
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富良野岳 |
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惨事があった安政火口付近 |
スキーの方は山頂から程よく雪があり、荒らされていたもののかなり楽しめた。2段目に降りずに左尾根を滑って、あらされていない疎林の森を滑り、1段目下でメインルートと合流。心配していたAさんだが、本人の心配とは裏腹にtyんと滑って降りてきた。後は経験を積めば立派な山スキーヤーだ。
白銀荘でトイレ休憩の後、ダンパラさんと前十勝へ。カバワラ尾根の森林限界付近まで1時間ほど登って滑る。こちらも積雪良好。岩の露出もほとんど無かった。白銀荘に戻り、温泉に浸かって飲み会。こうして2日目の夜も更けていく。 |
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| それでは下山開始
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Aさんもちゃんと滑った |
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午後はカバワラ尾根へ |
今日24日は(クリスマスイブだというのに)山スキーである。天気が良いので仕方が無い。その前に雪崩勉強会。参加者は7人。ビーコンテスト、ハンドテストを実習した。
その後、7人で前十勝カバワラ尾根へ。昨日より標高で100m程上の森林限界を超えたあたりまで登り、S氏のビデオカメラが回る中、ふわふわの雪面を滑り、3日間の合宿は終わった。
いよいよ山スキーシーズンと実感。
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| まずは雪崩講習会 | |
晴天のカバワラ尾根を登る |
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革靴に苦しむダンパラさん |
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