過眼日録抄[2006-07]

2006-07-01 (Sat)

さいとー・つよし(齋藤毅);1977/11→2005/11;明治のことば 文明開化と日本語;

講談社学術文庫1732;講談社;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;411頁;;ISBN4-06-159732-9;

やまね・かずま(山根一眞);1986/2→1989/5;変体少女文字の研究;

講談社文庫[や 26-1];講談社;359円(100円);文庫判;縦組;並製;258頁;;ISBN4-06-184447-4;

ギャル文字についての話をきく予習に。そのお話では、クサチュー語がleet speakに影響をうけてできたこと、韓国にもW言語(外界語)といふ似た現象がギャル文字と併行的に発生したことなど教はつた。

あずま・ひろき(東浩紀)[編著];2005/11;波状言論S改 社会学・メタゲーム・自由;

;青土社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;347+vi頁;;ISBN4-7917-6240-1;[執筆者]あずま・ひろき(東浩紀)/おーさわ・まさち(大澤真幸)/きただ・あきひろ(北田暁大)/すずき・けんすけ(鈴木謙介)/みやだい・しんじ(宮台真司)

かわはら・いずみ(川原泉);2006/7;レナード現象には理由がある;

JETS COMICS;白泉社;600円;A5判;;並製;182頁;;ISBN4-592-14265-9;

いしかわ・けーいち(石川圭一);2005/10;ことばと心理 言語の認知メカニズムを探る;

;くろしお出版;2,000円(借覧);A5判;横組;並製;v+155頁;;ISBN4-87424-333-9;

2006-07-02 (Sun)

さっさ・あつゆき(佐々淳行);1993/1→1996/1;東大落城 安田講堂攻防七十二時間;

文春文庫[さ-22-2];文藝春秋;447円(100円);文庫判;縦組;並製;332頁;;ISBN4-16-756002-X;

よもた・いぬひこ(四方田犬彦);2006/1;「かわいい」論;

ちくま新書578;筑摩書房;680円(借覧);新書判;縦組;並製;206頁;;ISBN4-480-06281-5;

一九九〇年代初頭に月刊誌『なかよし』に武内直子が連載していたこの漫画は、やがてTVアニメ化されると(p.124)、といふか、ほぼ同時スタートだつたやうに記憶するのだけれど。(p.128)。

けふの買物

大阪ことば事典
牧村史陽編・講談社学術文庫
江戸ことば・東京ことば辞典
松村明・講談社学術文庫
樹影譚
丸谷才一・文春文庫
とり・みきの大雑貨事典
とり・みき・双葉文庫
辞典事典字典ベスト255ガイド
佐野眞・講談社+α文庫
『日米会話手帳』はなぜ売れたか
朝日新聞社編・朝日文庫
まぼろしの郊外 成熟社会を生きる若者たちの行方
宮台真司・朝日文庫
知天使のぶどう酒
中沢新一・河出文庫
狼煙を見よ
松下竜一・現代教養文庫
シリーズ日本人の手習い 旧字旧かな入門
府川充男・小池和夫・柏書房
en-taxi SUMMER 2006 VOL.14
扶桑社

2006-07-03 (Mon)

ふくなが・たけひこ(福永武彦);1987/1;福永武彦全集 第十六巻 随筆・評論3;

;新潮社;3,000円(借覧);四六判;縦2段組;上製;407頁;;ISBN4-10-644816-7;

意中の文士たち上下、意中の画家たち、異邦の薫りを収める。異邦の薫りをよまうと思つて借りたのだけれど、単行本でゆつたりよんだはうがよかつたな。

2006-07-04 (Tue)

うえだ・しょーいち(上田尚一);2005/10;統計グラフのウラ・オモテ 初歩から学ぶ、グラフの「読み書き」;

ブルーバックス B-1497;講談社;940円(借覧);新書判;横組;並製;263頁;;ISBN4-06-257497-7;

やまじ・かつひこ(山路勝彦);2006/5;近代日本の海外学術調査;

日本史リブレット64;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;106+4頁;;ISBN4-634-54640-X;

なかい・せーいち(中井精一);2005/12;社会言語学のしくみ;

シリーズ・日本語のしくみを探る7;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;vi+186頁;;ISBN4-327-38307-4;

さまき・たけお(左巻健男)[編著];2006/1;新しい高校化学の教科書 現代人のための高校理科;

ブルーバックス B-1508;講談社;1,200円(借覧);新書判;横組;並製;422頁;;ISBN4-06-257508-6;[執筆者]左巻健男/島弘則/寺田光宏/中澤克行/水間武彦/山田洋一/山本喜一

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1980/3→1983/1;紳士同盟;

新潮文庫[こ-10-5];新潮社;440円(100円);文庫判;縦組;並製;425頁;;ISBN4-10-115805-3;

2006-07-05 (Wed)

けふの配達物

百合子、ダスヴィダーニヤ 湯浅芳子の青春
沢部ひとみ・女性文庫
折口信夫坐談
戸板康二・中公文庫
地べたから物申す
柴田錬三郎・集英社文庫

2006-07-06 (Thu)

妹がこのところよみかへしてゐるのにつられて、やまざき貴子のっポイ!を見てゐたら、第5巻109頁に、素直(すなお)になんなきゃ後悔(こうかい)するよ おまえは真逆(まぎゃく)のものが同時(どうじ)にほしいから、といふ万里の台詞があるのに気づく。単行本は、1994年6月25日 第1刷発行、初出は(おそらく)、平成6年 ララ2月号掲載のもの。この語については、照明技術出自のものであるらしいことが報告されてゐるだけで、非難や、京極の月姫ののほかにはほとんど年紀をともなつた用例があげられてゐないやうなので、一往メモ。


ことー・てつあき(古東哲明);1998/4→2005/4;現代思想としてのギリシア哲学;

ちくま学芸文庫[コ-21-1];筑摩書房;1,200円(借覧);文庫判;縦組;並製;350頁;;ISBN4-480-08906-3;

けふの貰物

「春秋」「図書」(各7月号)もらふ。図書誌、中井久夫「私の日本語雑記」連載開始(隔月予定)、8月の刊行予定に、大島正二「漢字伝来」(岩波新書)。春秋誌、五十嵐太郎/村瀬良太「結婚式教会とは何か(上)」。

2006-07-07 (Fri)

あらさき・もりてる(新崎盛暉);2005/12;沖縄現代史 新版;

岩波新書(新赤版)986;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;viii+2+231+3+16頁;;ISBN4-00-430986-7;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1984/9→1986/7;紳士同盟ふたたび;

新潮文庫[こ-10-12];新潮社;440円(100円);文庫判;縦組;並製;399頁;;ISBN4-10-115812-6;

築島裕博士傘寿記念会[編];2005/10;築島裕博士傘寿記念国語学論集;

;汲古書院;(借覧);A5判;縦組+横組;上製;1+V+798頁;;ISBN4-7629-3526-3;

目次を写してみる(#以下はわたくしのメモ。どんどん減る)。かういふ論集つて偉い順なものだと思つてゐたのだけれど、これは連環式の排列みたい。

けふの買物

+DESIGNING VOLUME 01 2006.SUMMER 特集 文字。
毎日コミュニケーションズ
季刊graphic/design 01
左右社

2006-07-08 (Sat)

よもた・いぬひこ(四方田犬彦);2005/10;ブルース・リー――李小龍(レイシウルン)の栄光と孤独;

;晶文社;2,600円(借覧);四六判;縦組;上製;358頁;;ISBN4-7949-6689-X;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1995/9→1998/9;ムーン・リヴァーの向こう側;

新潮文庫[こ-10-34];新潮社;514円(100円);文庫判;縦組;並製;293頁;;ISBN4-10-115834-7;

けふの買物

ソルフェージュ
よしながふみ・白泉社文庫
展望 一九七四年一月号 第一八一号
筑摩書房
日本語講座 全六巻
大修館書店
木綿以前の事
柳田国男・角川文庫
小さき者の声
柳田国男・角川文庫
日本の祭
柳田国男・角川文庫
日本の伝説
柳田国男・角川文庫
新版 毎日の言葉
柳田国男・角川文庫

2006-07-09 (Sun)

いーだ・たいぞー(飯田泰三);1997/4;批判精神の航跡 近代日本精神史の一稜線;

;筑摩書房;(借覧);A5判;縦組;上製;343頁;;ISBN4-480-86105-X;

キャロル・グラック(Carol Gluck)/カン・サンジュン(姜尚中)/テッサ・モーリス゠スズキ(Tessa Morris-Suzuki)/ひやね・てるお(比屋根照夫)/いわさき・なおこ(岩﨑奈緒子)/タカシ・フジタニ(Takashi Fujitani)/ハリー・ハルトゥーニアン(Harry Harootunian);2003/1;日本はどこへ行くのか;

日本の歴史 第25巻;講談社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;8+378頁;;ISBN4-06-268925-1;[訳者]うめざき・とーる(梅崎透)/たかはし・とよこ(高橋豊子)/さわだ・ひろし(沢田博)/きもと・たけし(樹本健)

2006-07-10 (Mon)

やなぎだ・せーじ(柳田征司);1993/6;室町時代語を通して見た日本語音韻史;

;武蔵野書院;35,922円(借覧);A5判;縦組;上製;24+1145頁;;ISBN4-8386-0138-7;

シラビーム言語からモーラ言語への転換説について知りたいな、と思つたので。この転換で清濁も前置鼻音の有無から有声か無声かのちがひへと変つたと聞いたやうにも思つたのだけれど、清濁についてはほとんど書いてない。しかし、すごい巨冊だ。以下に構成を写しておく。

  1. 序章 日本語音韻史の構想
  2. 第一章 母音の連続
    1. 第一節 ア・ヤ・ワ三行の歴史
      1. 一、問題の所在
        1. (一)定説のもつ二つの問題点
        2. (二)先学の説
      2. 二、ア・ヤ・ワ三行の混同とはどのような音韻変化であったか
        1. (一)混同の時期と経過
        2. (二)ア・ヤ・ワ三行の混同は子音(音節副音)の脱落現象である
        3. (三)悉曇資料の記述とキリシタン資料の表記とをどうとらえるか
        4. (四)〔e〕と〔i̯̯e〕、〔o〕と〔u̯o〕のそれぞれの相補分布
      3. 三、許容された母音連続と許容されなかった母音連続
        1. (一)許容された母音連続と許容されなかった母音連続
        2. (二)愛媛県松山方言の〔o〕と〔u̯o〕
        3. (三)『和名類聚抄』の「衣」と「江」
      4. 四、語中語尾のヤ・ワ行音
        1. (一)語中語尾におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落
        2. (二)付記―語中のu̯i―
      5. 五、語頭のヤ・ワ行音―語頭におけるヤ・ワ行子音(音節副音)の脱落進行―
      6. 六、語頭のヤ・ワ行音と語中語尾のヤ・ワ行音
        1. (一)語頭からの変化と語中語尾からの変化
        2. (二)ワ・ヤ・ユ・ヨ
      7. 七、i̯eとu̯e、あわせてハ・ワ行下二段活用動詞ヤ行化の問題
        1. (一)i̯eとu̯e
        2. (二)ハ・ワ行下二段活用動詞のヤ行化
          1. 1、語幹末母音がi・u・eであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
          2. 2、語幹末母音がa・oであるハ・ワ行下二段活用動詞の場合
          3. 3、ア行下二段活用動詞「得」の場合
          4. 4、上二段活用動詞の場合
      8. 八、平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化と、中世におけるその表記
        1. (一)平安時代初期から中世の間に起きたア・ヤ・ワ行の変化
        2. (二)音韻の上から見た中世のア・ヤ・ワ行音―中世の仮名表記と五十音図―
        3. (三)キリシタン資料などの表記
      9. 九、中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化
        1. (一)中世から現代の間に起きたア・ヤ・ワ行音の変化は音声〔i̯e〕〔u̯o〕が衰退したということである
        2. (二)〔i̯e〕の衰退―二段活用動詞の一段化―
        3. (三)〔u̯o〕の衰退
        4. (四)近世・現代における仮名表記
      10. 一〇、結論
    2. 第二節 シラビーム言語期からモーラ言語期への転換
      1. 一、はじめに
      2. 二、シラビーム言語・モーラ言語
      3. 三、転換の原因と日本語音韻史の時代区分
        1. (一)上代における音節の構造
          1. 1、〈狭―広〉図
          2. 2、母音連続
          3. 3、撥音・促音
          4. 4、『万葉集』の漢語・梵語
          5. 5、字余りと和歌の詠唱
          6. 6、仮名の成立
        2. (二)シラビーム言語前期からシラビーム言語後期へ
        3. (三)シラビーム言語後期からモーラ言語期へ
        4. (四)シラビーム言語・モーラ言語から見た日本語音韻史の時代区分
      4. 四、シラビーム言語前期から後期への変化が日本語の音韻にもたらした影響
        1. (一)拗音の成立
          1. 1、拗音の成立
          2. 2、拗音の表記
          3. 3、いわゆる「割ル」iu
        2. (二)上昇調・下降調の消滅
      5. 五、シラビーム言語後期からモーラ言語への変化が日本語の音韻にもたらした影響―入声音・連声・鼻母音の衰退―
      6. 六、結論
    3. 第三節 古代語の長音と中世語・近代語の長音
      1. 一、問題の所在
      2. 二、古代語(シラビーム言語前期)の長音
        1. (一)先学が取り上げた長音表記例
        2. (二)長音表記の現われ方(一)――長音表記の見える語
        3. (三)長音表記の現われ方(二)――字音語の熟語の場合
        4. (四)長音表記の現われ方(三)――短音表記との共存
      3. 三、中世語(シラビーム言語後期)・近代語(モーラ言語期)の長音
        1. (一)長音または長音表記の現われ方(一)――和語の場合
        2. (二)長音または長音表記の現われ方(二)――字音語の場合
        3. (三)中世語・近代語の長音の性格
          1. 1、字音語の場合
          2. 2、和語の場合
          3. 3、沖縄方言・九州方言の長音
      4. 四、結論
  3. 第二章 音韻脱落・転成・同化の原理
    1. 第一節 問題の所在
    2. 第二節 複合によって語中に生じた母音連続における母音の脱落
      1. 一、山口説
        1. (一)山口説の大要
        2. (二)母音脱落の具体例
        3. (三)山口博士がとらえた事実を筆者の表現で整理する
      2. 二、広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2、V3≦V4の条件の場合ではなく、V1=V2、V3=V4の条件の場合である
        1. (一)広い母音の方が脱落することがあるのは、V1≧V2の条件の場合ではなく、V1=V2の条件の場合である
        2. (二)広い母音の方が脱落することがあるのは、V3≦V4の条件の場合ではなく、V3=V4の条件の場合である
          1. 1、マ行音が後続する場合のu
          2. 2、ワ行音が後続する場合のu
          3. 3、まとめ
      3. 三、マ行音・ワ行音が後続するuの脱落
      4. 四、CV2が助詞である場合の脱落
        1. (一)V2<V3、V3=V4の場合
        2. (二)V2>V3、V1=V2の場合
        3. (三)助詞が母音脱落を左右するその他のケース
        4. (四)その他のケース
      5. 五、字訓借用
      6. 六、「ナヲキテ」(汝を措きて)について
      7. 七、母音脱落の原理
        1. (一)母音脱落現象に認められる法則
        2. (二)母音脱落の原理
          1. 1、なぜ狭い方の母音が脱落するのか――基本法則について
          2. 2、広い方の母音の直前又は直後に同一母音が隣接する場合に、なぜその広い方の母音が脱落するのか――特定法則甲について
        3. (三)再び母音脱落現象に認められる法則
        4. (四)生理的レベルの法則と意識のレベルの法則
        5. (五)山口説の難点
    3. 第三節 複合によって語中に生じた母音連続の転成
      1. 一、山口説――転成が古く、脱落が新しい
      2. 二、母音転成の具体例
      3. 三、転成と脱落とは同じ時期に起きていた
        1. (一)「アク」説
        2. (二)転成が起きる母音連続と脱落が起きる母音連続
        3. (三)転成と脱落とは同じ時期に起きていた
      4. 四、母音のならびが同じであるケースに起きている脱落と転成
    4. 第四節 いわゆる母音交替
      1. 一、「母音交替」は解消すべきではないか
      2. 二、動詞活用の成立
    5. 第五節 上代におけるその他の語中母音・子音の脱落
      1. 一、山口説
      2. 二、いわゆる音節脱落の具体例
      3. 三、私案
        1. (一)山口説の㋩について
        2. (二)山口説の㋑について
        3. (三)山口説の、㋩に一致するという㋺について
        4. (四)山口説の㋥について
        5. (五)山口説の㋭と㋬とについて
        6. (六)山口説の、㋭と一致するという㋺について
        7. (七)まとめ
      4. 四、いわゆる母音の挿入
    6. 第六節 母音脱落と母音同化
      1. 一、母音脱落と母音同化
      2. 二、重音脱落と母音同化
    7. 第七節 字余り
      1. 一、語中母音・子音の脱落と字余り
      2. 二、字余りの法則について
        1. (一)第四則について
        2. (二)第三則について
        3. (三)第二則について
        4. (四)まとめ
      3. 三、母音又は子音脱落後の形
    8. 第八節 音便
      1. 一、四段活用動詞・ナ行変格活用動詞・ラ行変格活用動詞の音便―なぜ行によってイ音便・促音便・撥音便に分かれるのか―
      2. 二、ハ行動詞の促音便とウ音便
      3. 三、「四段活用動詞が音便を起こすのに対して、上二段活用動詞が音便を起こさない」のはなぜか
      4. 四、その他の音便ならびに問題となる例
        1. (一)ラ行音の促音便と撥音便
        2. (二)二種の撥音便
        3. (三)m撥音便から転じたウ音便
    9. 第九節 入声音
      1. 一、問題の所在
      2. 二、キリシタン資料の表記
      3. 三、入声音の中でなぜ舌内入声音tのみが中世末期まで生きのび、他の唇内入声音・喉内入声音は残らなかったのか。その舌内入声音が近世に入ってなぜ失われたのか。
      4. 四、音義・訓点資料の表記
    10. 第一〇節 キリシタン本語の開音節化
    11. 第一一節 強調表現の促音・撥音―促音・撥音の成立―
    12. 第一二節 p音の残存とtʃ・ts音の残存
      1. 一、p音の残存
      2. 二、tʃ・tsの残存
    13. 第一三節 連声
    14. 第一四節 語頭子音の脱落
    15. 第一五節 語頭母音の脱落――あわせてガ行鼻濁音と鼻母音とについて
  4. 第三章 活用語の語幹末から活用語尾にかけて生じた母音連続
    1. 第一節 後部母音uの場合
      1. 一、問題点の位置と本節の意図
      2. 二、バ・マ行四段活用動詞ウ音便衰退・撥音便再興の原因と語幹保持
        1. (一)問題点
        2. (二)「タタム」(畳)「ナラブ」(並)の異形「タトム」「ナロブ」
      3. 三、語幹保持の実現
        1. (一)語幹末母音が動揺する六つのケース
        2. (二)語幹保持の実現と非実現
        3. (三)語幹保持の実現
          1. 1、語幹保持を実現させる契機――「アコナル」(赤くなる)の異形「アカナル」
          2. 2、ハ行四段活用動詞終止・連体形
          3. 3、語幹一音節の動詞未然形+推量・意志の助動詞「ウ」
          4. 4、ア・ハ・ワ行下二段活用動詞終止・連体形・已然形
          5. 5、ハ行四段活用動詞連用形
          6. 6、バ・マ行四段活用動詞連用形
        4. (四)許容された母音連続と許容されるけれども実現が遅れる母音連続――形容詞連用形ウ音便進行過程の問題に及ぶ
      4. 四、語幹保持実現の時期と原因
        1. (一)オ段長音開合の混同と語幹保持
        2. (二)ア・ハ・ワ下二段活用動詞終止・連体形・已然形のヤ行化
        3. (三)二段活用動詞の一段化
      5. 五、「仰グ」「倒ル」等の語形、あわせてオ段音に後続する「ホ」の長音化の問題
        1. (一)「仰グ」「倒ル」等の語形
        2. (二)オ段音に後続する「ホ」の長音化
      6. 六、語幹保持の力と同一機能同一形態への力
      7. 七、オ段長音の開合の混同
      8. 八、結論
    2. 第二節 後部母音iの場合
      1. 一、問題の所在
      2. 二、問題の構造と考察の方向
        1. (一)問題の構造
        2. (二)語幹末母音iのケースではないこと
        3. (三)考察の方向
      3. 三、敬語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
      4. 四、語幹末が長音である語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
      5. 五、二音節動詞アクセント第一類の語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
          1. 1、二音節動詞は、カ行動詞との衝突を避けるためにもともと原形でとどまる傾向にあった
          2. 2、サ行イ音便の生起にアクセントはかかわっていないではないか
          3. 3、この項のまとめ
      6. 六、いわゆる使役性他動詞などの、活用が浮動していた語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
          1. 1、いわゆる使役性他動詞
            1. (1)第一回目の動揺の機会とイ音便
              1. ①上代における四段活用の接尾語「ス」のはたらき
              2. ②上代における「シム」のはたらき
              3. ③使役の助動詞「ス」(下二段活用)の成立
              4. ④使役の助動詞「サス」の成立
              5. ⑤肥大化接尾語「カス」の成立
              6. ⑥平安時代における「して」形と「せて」形
              7. ⑦『源氏物語』のサ行イ音便
            2. (2)第二回目の動揺の機会とイ音便
            3. (3)いわゆる使役性他動詞のイ音便
          2. 2、「オハス」「マラスル」
      7. 七、語幹末母音がeの語
        1. (一)先学の説
        2. (二)筆者の考え
      8. 八、サ変動詞の影響ということ
      9. 九、結論
    3. 付節 助動詞「ユ」「ラユ」と「ル」「ラル」との関係
      1. 一、本節の目的
      2. 二、先学の説とその問題点
      3. 三、「ユ」「ル」の語源
        1. (一)動詞の活用語尾と助動詞「ユ」「ル」
        2. (二)意志動詞・無意志動詞という視点から見た動詞の活用語尾
        3. (三)意志動詞化する接尾語
        4. (四)無意志動詞化する助動詞
        5. (五)「ユ」「ル」の意味
      4. 四、「ユ」「ル」の接続
        1. (一)情態言への接続
        2. (二)未然形への接続
      5. 五、「ユ」と「ル」の新古
      6. 六、「ル」「ラル」の定着
      7. 七、結論
  5. 第四章 西部方言と東部方言
    1. 第一節 東西両方言間に認められる音便の違いは、なぜ、どのようにして生じたか
      1. 一、はじめに
        1. (一)問題の所在
        2. (二)先学の説
        3. (三)考察の方向
      2. 二、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換とその原因
        1. (一)室町時代末期における西部方言と東部方言との違いは〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いであった
          1. 1、ハ行動詞の音便
            1. (1)西部方言の音便
            2. (2)東部方言の音便
              1. ①音便の実態
              2. ②ウ音便の存在
                1. i、-u̯i-<-u-の音転化
                2. ii、ウ音便借用説について
                3. iii、ロドリゲスの記述との整合性
          2. 2、形容詞連用形の音便
            1. (1)西部方言の音便
            2. (2)東部方言の音便
              1. ①音便の実態
              2. ②ウ音便の存在
                1. i、ウ音便は本来のもので、借用ではない
                2. ii、ロドリゲス『日本大文典』、『醒睡笑』の記事との整合性
        2. (二)〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いから〈ウ音便―促音便〉〈ウ音便―原形〉という違いへの転換の時期と原因
          1. 1、ハ行動詞の場合
            1. (1)ウ音便衰退・促音便隆盛の進行の時期
            2. (2)進行の原因
          2. 2、形容詞連用形の音便
      3. 三、〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いの生起とその原因
        1. (一)平安・院政・鎌倉時代における西部方言と東部方言との音便は、〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉で、質的な違いはなかった
          1. 1、ハ行動詞の音便
            1. (1)先学の研究
            2. (2)先学の報告した音便の例
            3. (3)各表記についての検討
              1. ①ツ表記
              2. ②無表記
              3. ③ム表記
                1. i、撥音便説
                2. ii、撥音便説の問題点
                3. iii、タ・ラ行動詞音便のム表記
                4. iv、ハ行動詞音便のム表記
              4. ④ン表記
              5. ⑤再びツ表記について
              6. ⑥ウ表記・フ表記
              7. ⑦まとめ
            4. (4)促音便の存在
            5. (5)まとめ
          2. 2、形容詞連用形の音便
          3. 3、中山法華経寺『三教指帰注』について
        2. (二)〈促音便・ウ音便―促音便・ウ音便〉〈原形・ウ音便―原形・ウ音便〉から〈ウ音便―促音便・ウ音便〉〈ウ音便―原形・ウ音便〉という違いを生じた原因
          1. 1、ハ行動詞の音便
            1. (1)語幹一音節語と語幹二音節以上の語
            2. (2)ロドリゲスの記述との整合性
            3. (3)「〜テ」形と「〜タ」形
          2. 2、形容詞連用形の音便
      4. 四、母音優位・子音優位と言われるその他の事象
      5. 五、結論
    2. 第二節 上代東部方言の性格
      1. 一、問題の所在
      2. 二、母音の転化
        1. (一)考察の方向
        2. (二)エ段音にかかわる母音転化
        3. (三)オ段音にかかわる母音転化
        4. (四)イ段音にかかわる母音転化
        5. (五)その他の母音転化
        6. (六)母音転化の性格
      3. 三、打消の助動詞「なふ」
        1. (一)問題点
        2. (二)「なふ」の語源
          1. 1、諸説
          2. 2、形容詞説
          3. 3、継続「ふ」説
        3. (三)大和方言における打消の継続
        4. (四)東西方言の違い
        5. (五)「なふ」と「ない」
      4. 四、結論
    3. 第三節 なぜ西部方言は「ジャ」で東部方言は「ダ」であるのか
      1. 一、問題の所在と先学の説
        1. (一)問題の所在
        2. (二)先学の説
      2. 二、文献資料に見える「ダ」「ヂャ」
        1. (一)西部方言資料の実態
          1. 1、資料の成立や書写に東国がかかわらない例
          2. 2、資料の成立や書写に東国がかかわる例
          3. 3、西部方言資料に見える「ダ」
          4. 4、現代西部方言における分布
        2. (二)東部方言資料(山陰方言資料を含む)の実態
          1. 1、室町時代語資料の実態
          2. 2、江戸時代初期・前期資料の実態
          3. 3、江戸後期資料の実態
        3. (三)室町時代における東西方言の違い
      3. 三、「ダ」「ヂャ」二形の生成――「ダ」が古く、「ヂャ」が新しいこと
        1. (一)室町時代中期以前の西部方言の実態―希頊周顓講『論語講義筆記』から―
        2. (二)理論的に見た「ダ」「ヂャ」の新古
      4. 四、「ダ」「ヂャ」二形の相克
        1. (一)東部方言における「ヂャ」劣勢化の原因
        2. (二)西部方言における「ヂャ」の優勢化と「ダ」の劣勢化
        3. (三)江戸後期における東部方言資料の「ヂャ(ジャ)」
      5. 五、東西対立意識の確立
      6. 六、結論
  6. 第五章 日本語音韻史から見た沖縄方言の三母音化傾向とp音
    1. 一、本章の意図
    2. 二、三母音化傾向
      1. (一)先学の説
      2. (二)ɔ:・ɛ:のこと
        1. 1、ɔ:のこと
        2. 2、ɛ:のこと
      3. (三)e→i
        1. 1、-ai̯e>-ai, -aʃe>-aʃi
        2. 2、中世日本語のエ段音
          1. (1)中世日本語のエ段音の音価
            1. ①先学の説
            2. ②筆者の立場
          2. (2)口蓋化したエ段音の史的位置
            1. ①先学の説
            2. ②先学の説に対する疑問
            3. ③筆者の解釈
              1. i、エ・セ・ゼ
              2. ii、口蓋音ʃe・ʒeの由来
              3. iii、ネ(ni̯e)
              4. iv、セ・ゼ以外のエ段音の口蓋化
              5. v、口蓋化音の衰退
              6. vi、e+u>i̯oo
        3. 3、沖縄方言における-i̯e>-ï(又は-i)
          1. (1)-i̯e>-ï(又は-i)
          2. (2)ïとi
          3. (3)東北方言
      4. (四)o→u
      5. (五)イ段・ウ段の子音
        1. 1、口蓋化
        2. 2、有気音・無気音
      6. (六)『おもろさうし』の母音
        1. 1、三母音と五母音説
        2. 2、エとイ
        3. 3、オとウ
      7. (七)「語音翻訳」の母音
        1. 1、エ段音とイ段音
        2. 2、オ段音とウ段音
      8. (八)三母音化傾向
      9. (九)上代特殊仮名遣エ段の甲乙
    3. 三、p音
      1. (一)先学の説
      2. (二)筆者の解釈
        1. 1、p音の残存と新生
        2. 2、ɸ>hの動き
        3. 3、沖縄方言におけるpの新生
        4. 4、首里方言のハ行音
          1. (1)「語音翻訳」を通して見る
          2. (2)『琉球館訳語』に記録されたハ行音
        5. 5、ワ行音とバ行音との交替
        6. 6、p音の定着――ハ行音とカ行音
    4. 四、おわりに
  7. 初出一覧
  8. あとがき
  9. 索引

まいじょー・おーたろー(舞城王太郎);2004/10;みんな元気。;

;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;並製;285頁;;ISBN4-10-458002-3;

2006-07-11 (Tue)

おばら・ひとし(小原仁);2006/3;源信―往生極楽の教行は濁世末代の目足―;

ミネルヴァ日本評伝選[033];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvi+304+16頁;;ISBN4-623-04594-3;

とり・みき;1993/2→1997/11;とり・みきの大雑貨事典;

双葉文庫[と 09-1];双葉社;457円(100円);文庫判;縦組;並製;242頁;;ISBN4-575-71109-8;

昭和最後のCMと平成最初のCMについて書かれた「改源」の項をとくに面白く思つた。著者のビデオ道はこのハードディスクレコーダ時代にだうなつたかのかしら。

2006-07-12 (Wed)

のえ・けーいち(野家啓一);1996/7→2005/2;物語の哲学;

岩波現代文庫[学術139];岩波書店;1,300円(借覧);文庫判;縦組;並製;vi+374頁;;ISBN4-00-600139-8;

じんの・たかし(甚野尚志)[編];2006/4;東大駒場連続講義 歴史をどう書くか;

講談社選書メチエ359;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-06-258359-3;[執筆者]よしえ・あきお(義江彰夫)/みたに・ひろし(三谷博)/じんの・たかし(甚野尚志)/おりも・かつや(折茂克哉)/ひらかわ・みなみ(平川南)/みうら・あつし(三浦篤)/いまはし・えーこ(今橋映子)/いさか・りほ(井坂理穂)/たきた・よしこ(瀧田佳子)/いとー・あびと(伊藤亜人)

従来、貫頭衣は幅の広い布の真中に穴を開けて着るものと考えられてきた。しかし服装史研究家髙田倭男氏は、考古学発掘で出てきた当時の機が三〇センチほどしかないことに注目されて、貫頭衣は二枚の布を縫い合わせ、中央に穴を開けて着たものととらえた(p.12)。稲の品種木簡のことなど面白くよんだ。

おーたけ・ふみお(大竹文雄);2005/12;経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには;

中公新書1824;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;xiv+4+232頁;;ISBN4-12-101824-9;

かしまだ・まき(鹿島田真希);2005/6;六〇〇〇度の愛;

;新潮社;1,400円(借覧);四六判;縦組;上製;173頁;;ISBN4-10-469502-5;

2006-07-13 (Thu)

かとー・とーる(加藤徹);2005/9;西太后 大清帝国最後の光芒;

中公新書1812;中央公論新社;800円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+284頁;;ISBN4-12-101812-5;

つぼうち・ゆーぞー(坪内祐三);2006/5;同時代も歴史である 一九七九年問題;

文春新書507;文藝春秋;760円(借覧);新書判;縦組;並製;249頁;;ISBN4-16-660507-0;

「みすず」編集部[編];1997/3;丸山眞男の世界;

;みすず書房;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;163+4頁;;ISBN4-622-03658-4;[執筆者]丸山眞男//ロバート・N・ベラー(Robert N. Bellah)/テツオ・ナジタ(Tetsuo Najita)/J・J・オリガス(Jean Jacques Origas)/區建英(Ou Jian-ying)/バーナード・クリック(Bernard Crick)/ドロシー・ストーリー(Dorothie Storry)/ロナルド・ドーア(Ronald Dore)/ヴォルフガング・ザイフェルト(Wolfgang Seifert)/カーメン・ブラッカー(Carmen Blacker)/ヴォルフガング・シャモニ(Wolfgang Schamoni)/ジャック・ジョリ(Jacques Joly)/マリウス・B・ジャンセン(Marius B. Jansen)/キャロル・グラック(Carol Gluck)/ベンジャミン・シュウォーツ(Benjamin I. Schwarts)/スザンヌ・H・ヴォーゲル(Suzanne Hall Vogel)/ありま・たつお(有馬龍夫)/いえなが・さぶろー(家永三郎)/いしだ・たけし(石田雄)/いりえ・あきら(入江昭)/おび・としと(小尾俊人)/ささき・たけし(佐々木武)/はぎわら・のぶとし(萩原延壽)/みたに・たいちろー(三谷太一郎)/たかぎ・ひろよし(高木博義)/みくも・まり(三雲マリ)//川口重雄、[訳者]鈴木俊彦/杉浦茂樹/守田省吾/岡田好恵/沢田博/樋口真理

飯田泰三の「「丸山諭吉」をめぐるいくつかの光景」が、ナチスもやらなかつた暴挙ダビッチ云云にまつはる誤解をとくものとして、佐々木武「あの日、あの時のこと――記憶のなかの一九六八年十二月二十三日」をあげてゐたので借りてみることに。

そのうち全共闘の学生がおきまりの隊列を組んで玄関に「突入」してきた。玄関前に集まった人々は抵抗することもなくほぼ真中でわれて左右に排除されるかっこうになり、僕は正門側に流された。その時すぐ右側で丸山先生が学生の集団と向き合って、「ファシストもやらなかったことを、やるのか」と怒りをぶっつけられる声が聞こえた。決して罵声ではなかった。学生と対等で議論される時の熱っぽさと「書生」のままの先生の声の調子は変わらなかった。別に小ぜりあいがあったわけではない。(中略)「法研封鎖」が終わって夕方近く、法研前を通りかかったら、「封鎖」された法研の一〇九号室の窓ガラスに丸山先生の「発言」が落書きされていた。反応の早さに少々驚いたけれど気に止めるほどのことではなかった。

くさもり・しんいち(草森紳一)/よもた・いぬひこ(四方田犬彦);2005/12;アトムと寅さん 壮大な夢の正体;

;河出書房新社;1,600円(借覧);四六判;縦組;並製;205頁;;ISBN4-309-26865-X;

国語文字史研究会[編];2006/4;国語文字史の研究 九;

;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;2+248頁;;ISBN4-7576-0371-1;

目次を写しておく。

表記研究会発表といふものがおほいなあ。なかでもやはり矢田論文にはうなる。をとこもすといふ日記といふものををんなもして心みんとてするなり、が意図的な改訂といふより、誤読・誤写かもしれないといふ指摘とか(しかし、なぜわざわざ青谿書屋本(≒為家本≒貫之自筆本)とはちがふ仮名の古形(p.61)を経由しなくてはいけないのか、とか思ふな。古典再入門になにかしら応接はあるだらうか)。べきものだった(p.70)といふのも含みがおほい。悪筆之一得。とりあへず、矢田勉「仮名書記史研究の方法論について」(『文化學年報』24、2005.2)もよまう。

けふの買物

sabra 013 2006 27th July
小学館
出版業界最底辺日記 エロ漫画編集者「嫌われ者の記」
塩山芳明著・南陀楼綾繁編・ちくま文庫

2006-07-14 (Fri)

さいとー・みなこ(斎藤美奈子);2006/5;冠婚葬祭のひみつ;

岩波新書(新赤版)1004;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+224頁;;ISBN4-00-431004-0;

あんの・もよこ(安野モヨコ);2006/7;シュガシュガルーン(6);

KCデラックス-2166;講談社;419円(1割引);新書判;;並製;168頁;;ISBN4-06-372166-3;

つかさき・みきお(塚崎幹夫);2005/1;右と左のはなし 自然界の基本構造;

;青土社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;196頁;;ISBN4-7917-6163-4;

2006-07-15 (Sat)

なかまさ・まさき(仲正昌樹);2006/6;ラディカリズムの果てに;

;イプシロン出版企画;1,800円(借覧);四六判;縦組;並製;238頁;;ISBN4-903145-09-3;

うみの・ちか(羽海野チカ);2006/7;ハチミツとクローバー(9);

コーラス クイーンズコミックス;集英社;400円;新書判;;並製;175頁;;ISBN4-08-865352-1;

ひろまつ・わたる(廣松渉)[著]、小林敏明[編];2006/3;哲学者廣松渉の告白的回想録;

;河出書房新社;2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;8+221頁;;ISBN4-309-24374-6;

金田一京助;1964/12;思い出の人々;

金田一京助随筆選集2;三省堂;420円(借覧);新書判;上製;縦2段組;4+275頁;;;

目次を写しておく。

はせがわ・こーへー(長谷川鑛平);1965/10;本と校正;

中公新書83;中央公論社;320円(100円);新書判;縦組;並製;4+177頁;;;

2006-07-16 (Sun)

おーむら・えいしょー(大村英昭)/みやはら・こーじろー(宮原浩二郎)/なべ・けーいち(名部圭一)[編];2005/6;社会文化理論ガイドブック;

;ナカニシヤ出版;(借覧);A5判;横組;上製;x+302頁;;ISBN4-88848-939-4;[執筆者]阿部潔/宇城輝人/内海博文/大村英昭/小笠原博毅/奥野卓司/川森博司/岸政彦/工藤宏司/小松丈晃/渋谷知美/清水学/杉本学/竹中均/田中耕一/中川輝彦/中野昌宏/名部圭一/難波功士/野中亮/野村明宏/長谷正人/浜田宏/福間良明/松田恵示/南田勝也/宮原浩二郎/森真一/薬師院仁志/山泰幸/山上浩嗣/油井清光

ひめおか・としこ(姫岡とし子)/いけうち・やすこ(池内靖子)/なかがわ・しげみ(中川成美)/おかの・やよ(岡野八代)[編];2005/3;労働のジェンダー化 ゆらく労働とアイデンティティ;

;平凡社;(借覧);A5判;縦1,2段組;並製;345頁;;ISBN4-582-47229-X;[執筆者]あさくら・むつこ(浅倉むつ子)/いけうち・やすこ(池内靖子)/イダヒロユキ/えはら・ゆみこ(江原由美子)/おかの・やよ(岡野八代)/きたはら・めぐみ(北原恵)/きうぢゃ(金友子)/きもと・きみこ(木本喜美子)/こえどー・しずこ(越堂静子)/なかがわ・しげみ(中川成美)/にし・まさひこ(西成彦)/ひめおか・としこ(姫岡とし子)/ふるた・むつみ(古田睦美)/ますだ・さちこ(増田幸子)/みずしま・のぞみ(水島希)/やんべ・ゆーへー(山家悠平)/りん・しゅくみ(林淑美)

わたなべ・じゅん(渡辺潤)/いとー・はるき(伊藤明己)[編];2005/5;〈実践〉ポピュラー文化を学ぶ人のために;

;世界思想社;(借覧);四六判;縦1,2段組;並製;289頁;;ISBN4-7907-1130-7;[執筆者]わたなべ・じゅん(渡辺潤)/いとー・はるき(伊藤明己)/たじま・ともゆき(田島知之)/すぎうら・いくこ(杉浦郁子)/いーじま・けんじ(飯島賢志)/いしだ・ひとし(石田仁)/きもと・れーいち(木本玲一)/たむら・きみひと(田村公人)/たなか・けんのすけ(田中研之輔)/よしだ・いたる(吉田達)/ふじー・せーこ(藤井聖子)/みやいり・きょーへー(宮入恭平)/さとー・うみ(佐藤生実)/かとー・ひろやす(加藤裕康)

2006-07-17 (Mon)

いーだ・たいぞー(飯田泰三);2006/3;戦後精神の光芒 丸山眞男と藤田省三を読むために;

;みすず書房;5,800円(借覧);A5判;縦組;上製;vii+385頁;;ISBN4-622-07202-5;

谷沢永一から、堀米庸三が仮に不勉強だとして、堀米が当該論文で述べようとした論旨そのものがそのためいかにオカシクなっているかを内面的に剔抉して見せぬかぎり、匿名批評は読書人の良識に相渉るをえぬ、学界ボスへの嫉視の発作にとどまるだろう、といふ金言をひきだした、世語臆断の書き手が藤田省三であつたことを知る。第4回の「反証――無記名批評とは」といふのは応接なのかな。そのうち著作集8をのぞいてみよう(p.326)。

ビル・アシュクロフト/パル・アルワリア[著]、おーはし・よーいち(大橋洋一)[訳];2001=2005/10;エドワード・サイード;

シリーズ 現代思想ガイドブック;青土社;2,400円(借覧);四六判;縦組;並製;304頁;;ISBN4-7917-6221-5;[原著]Bill Ashcroft & Pal Ahluwalia, Edward Said (London: Routledge, 2001)

なかまさ・まさき(仲正昌樹);2000/12;〈隠れたる神〉の痕跡 ドイツ近代の成立とヘルダリン;

;世界書院;8,000円(借覧);A5判;横組;上製;522頁;;;

うちだ・たつる(内田樹);2005/11;知に働けば蔵が建つ;

;文藝春秋;1,524円(借覧);四六判;縦組;並製;307頁;;ISBN4-16-367700-3;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1991/4→1994/4;ハートブレイク・キッズ;

新潮文庫[こ-10-25];新潮社;466円(100円);文庫判;縦組;並製;291頁;;ISBN4-10-115825-8;

ちよつとこれは。

2006-07-18 (Tue)

もぎ・けんいちろー(茂木健一郎);2005/9;「脳」整理法;

ちくま新書557;筑摩書房;700円(借覧);新書判;縦組;並製;220頁;;ISBN4-480-06262-9;

人生論。

けふの買物

こ話百選おわらい帖
宇野信夫・旺文社文庫
夏わかば
野坂昭如・文春文庫
「死語」コレクション 歴史の中に消えた言葉
水原明人・講談社現代新書
日本語表現の流れ
阪倉篤義・岩波セミナーブックス

2006-07-19 (Wed)

ひろた・てるゆき(広田照幸);2005/3;教育不信と教育依存の時代;

;紀伊國屋書店;(借覧);四六判;縦組;並製;255頁;;ISBN4-314-00980-2;

教育がダメになつてゐるといふのはほんとうか。よい理念の教育をすれば、その荒廃がただされるといふ教育万能主義はをかしくないか。そして、その理念はほんとに「よい」のか。顕在的/潜在的機能。見えない教育方法。

2006-07-20 (Thu)

さかた・さとし(坂田聡);2006/4;苗字と名前の歴史;

歴史文化ライブラリー211;吉川弘文館;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;199頁;;ISBN4-642-05611-4;

なかはら・あや(中原アヤ);2006/7;ラブ★コン(14);

マーガレットコミックス;集英社;390円(1割引);新書判;;並製;179頁;;ISBN4-08-846074-X;

なんか10分くらゐで読み終つてしまつた。こなひだダンドリ。をすこし見て、榮倉奈々つてこんな背がたかかつたんだなあ、と意外に思つて、これならラブ★コンの映画版もいけるかも、と思つたのだけれど、よくよく思ひかへすとキャストは藤澤恵麻で、ティーンファッション誌出身といふので頭のなかですげえ適当に一緒くたにしてたのだつた。だめだ。

きんすい・さとし(金水敏);2006/2;日本語存在表現の歴史;

日本語研究叢書 第2期第3巻;ひつじ書房;5,000円(借覧);A5判;縦組;並製;xiv+327頁;;ISBN4-89476-265-X;

博士の結論(p.146)は、結論の誤変換? その他気づいたあやまりに、柳田征(二〇〇一)(p.308は、p.327にも)、安部(p.323)。以下、構成を写しておく。

  1. 導入
  2. 第1部 「いる」と「ある」
    1. 第1章 存在表現の構造と意味
      1. 1・1 導入および先行研究
        1. 1・1・1 三上(一九五三)
        2. 1・1・2 三浦(一九五六、一九七六)
        3. 1・1・3 久野(一九七三)、柴谷(一九七八)
        4. 1・1・4 金水(一九八二)
        5. 1・1・5 寺村(一九八二)
        6. 1・1・6 西山(一九九四)
      2. 1・2 存在文の意味的分類―空間的存在文と限量的存在文
      3. 1・3 場所名詞句と動詞の分類
      4. 1・4 空間的存在文
        1. 1・4・1 所在文
        2. 1・4・2 生死分、実在文
        3. 1・4・3 眼前描写文
      5. 1・5 限量的存在文
        1. 1・5・1 部分集合文
        2. 1・5・2 初出導入文
        3. 1・5・3 擬似限量的存在文
      6. 1・6 存在文の統語論
      7. 1・7 肯定文と否定文の非対称性
      8. 1・8 所有文
      9. 1・9 リスト存在文
      10. 1・10 連体修飾部について
      11. 1・11 その他の特徴
      12. 1・12 まとめ
    2. 第2章 古代語の「ゐる」と「あり」
      1. 2・1 上代〜中世の有生物主語の存在表現
        1. 2・1・1 上代〜中世の「あり」
        2. 2・1・2 敬語の存在動詞
      2. 2・2 上代〜鎌倉時代の「ゐる」
      3. 2・3 まとめ
    3. 第3章 存在動詞「いる」の成立
      1. 3・1 「ゐたり」から「いる」へ
        1. 3・1・1 二つの「いた」
        2. 3・1・2 「たり」から「た」へ
        3. 3・1・3 「いた」から「いる」へ
      2. 3・2 「天草版平家物語」の分析
      3. 3・3 まとめ
    4. 第4章 近世上方語・現代京阪方言の「いる」と「ある」
      1. 4・1 はじめに
      2. 4・2 近松・世話浄瑠璃
      3. 4・3 近世後期上方洒落本
      4. 4・4 「古今集遠鏡」・「古今和歌集鄙言」
      5. 4・5 明治・大正SP落語資料
      6. 4・6 現代京阪談話資料
      7. 4・7 近世・近代の上方・京阪方言における「いる」「ある」の推移
    5. 第5章 近世江戸語・現代東京語・共通語の「いる」と「ある」
      1. 5・1 はじめに
      2. 5・2 「浮世風呂」
      3. 5・3 「三四郎」
      4. 5・4 「阿修羅のごとく」
      5. 5・5 近代小説における時系列的推移
        1. 5・5・1 鈴木(一九九八)
        2. 5・5・2 方法
        3. 5・5・3 分析
      6. 5・6 まとめ
    6. 第6章 「いる」「ある」の歴史的変化の方向性と推進力
      1. 6・1 歴史的変化の方向性
      2. 6・2 歴史的変化の推進力
    7. 第7章 敬語の意味変化と「ござる」
      1. 7・1 はじめに
      2. 7・2 丁寧表現とその起源
      3. 7・3 「天草版平家物語」における「ござる」の分析
        1. 7・3・1 存在表現
        2. 7・3・2 動詞+てござる
        3. 7・3・3 {で・に・にて}ござる
        4. 7・3・4 形容詞連用形+ござる
        5. 7・3・5 指示副詞等+ござる、その他
      4. 7・4 「ござる」の意味変化と文法化
        1. 7・4・1 丁寧表現の「ござる」の発生
        2. 7・4・2 「ござる」の文法化と敬語的意味
        3. 7・4・3 尊敬「ござる」の衰退
      5. 7・5 まとめ
  3. 第2部 「いる」と「おる」
    1. 第8章 上代・平安時代の「ゐる」と「をり」―状態化形式の推移
      1. 8・1 はじめに
      2. 8・2 状態性・状態化について
      3. 8・3 「ゐる」「をり」のアスペクト的意味
      4. 8・4 阪倉(一九七七a)
      5. 8・5 「をり」の語源
      6. 8・6 平安時代
      7. 8・7 上代から平安時代へ
      8. 8・8 和歌および漢文訓読文における状況
      9. 8・9 まとめ
    2. 第9章 平安時代の「をり」再考―卑語性の検討を中心に
      1. 9・1 はじめに
      2. 9・2 先行研究の整理
        1. 9・2・1 上代
        2. 9・2・2 中古以降
      3. 9・3 平安時代の「をり」再検討
        1. 9・3・1 平安第一期と平安第二期
        2. 9・3・2 「枕草子」の用例
        3. 9・3・3 「源氏物語」の用例
        4. 9・3・4 「をり」と身分意識
        5. 9・3・5 「をり」と動詞のアスペクト化
        6. 9・3・6 位相差について
      4. 9・4 「をり」の卑語化の原因
      5. 9・5 まとめ
    3. 第10章 鎌倉時代の「をり」と文体(附 室町時代・抄物)
      1. 10・1 はじめに
      2. 10・2 院政・鎌倉期の「をり」
      3. 10・3 来田(一九九七、二〇〇一)の分析
      4. 10・4 文体と「をり」
      5. 10・5 附節 室町時代・抄物
      6. 10・6 まとめ
    4. 第11章 室町時代末〜現代 上方・京阪方言の「おる」
      1. 11・1 はじめに
      2. 11・2 狂言古本
      3. 11・3 近松・世話浄瑠璃
      4. 11・4 江戸時代後期上方語〜現代京阪方言
        1. 11・4・1 「おる」「‐ておる」「‐とーる」
        2. 11・4・2 「おります」「‐ております」その他
        3. 11・4・3 尊敬表現
        4. 11・4・4 「動詞連用形+おる」「動詞連用形+よる」
      5. 11・5 社会言語学的調査より
      6. 11・6 まとめ
    5. 第12章 全国共通語「おる」の機能とその起源
      1. 12・1 はじめに
      2. 12・2 共通語における「おる」
      3. 12・3 方言と役割語について
      4. 12・4 江戸語の形成と「おる」
        1. 12・4・1 武家語
        2. 12・4・2 洋学資料
        3. 12・4・3 町人語
      5. 12・5 明治時代語の発展と「おる」
        1. 12・5・1 文語文体と「おる」
        2. 12・5・2 書生語
      6. 12・6 「おられる」
      7. 12・7 まとめ
    6. 第13章 存在動詞の地理的分布
      1. 13・1 はじめに
      2. 13・2 中央における存在表現の歴史
        1. 13・2・1 「ゐる」「をり」前史
        2. 13・2・2 存在動詞「いる」の発達
        3. 13・2・3 「おる」の変容
      3. 13・3 東西方言の対立
      4. 13・4 動揺の様相
        1. 13・4・1 奥羽方言の「いた」その他
        2. 13・4・2 大阪方言
        3. 13・4・3 和歌山方言
      5. 13・5 まとめ
    7. 第14章 存在型アスペクト形式の歴史概観
      1. 14・1 はじめに
      2. 14・2 平安時代まで
      3. 14・3 院政期〜中世〜近世初期・上方
      4. 14・4 近世中期以降・上方語
        1. 14・4・1 口頭語資料
        2. 14・4・2 「あゆひ抄」
      5. 14・5 近代京阪方言
      6. 14・6 江戸語
      7. 14・7 存在型アスペクト形式の発達と地域差
  4. 結語
  5. 主要資料一覧
  6. 参考文献
  7. あとがき
  8. 索引

とみやま・たかお(富山太佳夫);2006/5;笑う大英帝国――文化としてのユーモア;

岩波新書(新赤版)1017;岩波書店;740円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+228+2頁;;ISBN4-00-431017-2;

けふの買物

国語の時間
竹西寛子・河出文庫

2006-07-21 (Fri)

せきかわ・なつお(関川夏央);2006/2;おじさんはなぜ時代小説が好きか;

ことばのために;岩波書店;1,700円(借覧);四六判;縦組;並製;viii+244頁;;ISBN4-00-027104-0;

わかい・としあき(若井敏明);2006/4;平泉澄―み国のために我つくさなむ―;

ミネルヴァ日本評伝選[034];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xvi+334+10頁;;ISBN4-623-04507-9;

けふの買物

系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに
三中信宏・講談社現代新書

2006-07-22 (Sat)

たなか・みきこ(田中幹子);2006/1;『和漢朗詠集』とその受容;

研究叢書344;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;vi+273頁;;ISBN4-7576-0349-5;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1991/1→1995/7;世界でいちばん熱い島;

新潮文庫[こ-10-28];新潮社;505円(-);文庫判;縦組;並製;354頁;;ISBN4-10-115828-2;

2006-07-23 (Sun)

みた・むねすけ(見田宗介);2006/4;社会学入門――人間と社会の未来;

岩波新書(新赤版)1009;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;2+vi+215頁;;ISBN4-00-431009-1;

常体と敬体くらゐ統一すれば、とか思ふ。以下、ちよつとメモ:

神戸女学院大学文学部総合文化学科[編];2005/1;教養教育は進化する;

神戸女学院大学総文叢書2;冬弓舎;1,300円(借覧);四六判変型;縦組;並製;253頁;;ISBN4-925220-12-8;[執筆者]いー・けん(飯謙)/いーだ・ゆーこ(飯田祐子)/いわた・やすお(岩田泰夫)/うちだ・たつる(内田樹)/かわむら・あきお(川村暁雄)/くらなか・さやか(藏中さやか)/さとー・まなぶ(佐藤学)/たかはし・ともこ(高橋友子)/たなか・しんいち(田中真一)/なばえ・かずひで(難波江和英)/にしたに・ひろふみ(西谷博文)/ふるしょー・たかし(古庄高)

平凡社東洋文庫編集部[編];2006/5;東洋文庫ガイドブック2;

;平凡社;(借覧);全書判;縦組;並製;255+xx+121頁;;ISBN4-582-83714-X;[執筆者]とみおか・たえこ(富岡多惠子)/みやた・のぼる(宮田登)/いとー・れー(伊藤礼)/つしま・ゆーこ(津島佑子)/むろ・けんじ(室謙二)/はらだ・けんゆー(原田憲雄)/おーだいら・けーいち(大平桂一)/たちはら・とーや(立原透耶)/さいとー・まれし(齋藤希史)/なんじょー・たけのり(南條竹則)/はら・しょーじ(原章二)/ながさき・のぶこ(長崎暢子)/やました・ともふみ(山下朋史)/まつやま・いわお(松山巖)/わかしま・ただし(若島正)/ロバート・キャンベル(Robert Campbell)/うえだ・のぶみち(上田信道)/さまた・ひでき(佐復秀樹)/やまむら・ともき(山村基毅)/やすだ・としあき(安田敏朗)/つかもと・まなぶ(塚本学)/ちもと・ひでし(千本英史)/たかやなぎ・としお(高柳俊男)/よこい・きよし(横井清)/おーむろ・みきお(大室幹雄)/くらもと・しろー(倉本四郎)/よします・ごーぞー(吉増剛造)/すのうち・けーじ(簾内敬司)/わかお・まさき(若尾政希)/おーつき・たかひろ(大月隆寛)/ますや・ともこ(枡屋友子)/さとー・まさよし(佐藤雅美)/ながい・あきら(永井明)/いまむら・よしお(今村与志雄)/やじま・ひこいち(家島彦一)/ほそかわ・りょーいち(細川涼一)/たなか・としお(田中敏雄)/きたじま・まんじ(北島万次)/やまもと・しんこー(山本眞功)/りん・しゅくみ(林淑美)/はしもと・たいげん(橋本泰元)/ながさか・しげゆき(長坂成行)/ながほり・ゆーぞー(長堀祐造)

2006-07-24 (Mon)

かの・まさなお(鹿野政直);2006/5;岩波新書の歴史 付・総目録1938〜2006;

岩波新書(新赤版)別冊9;岩波書店;900円(借覧);新書判;縦組;並製;vii+386+172頁;;ISBN4-00-4329009-5;

くまの・すみひこ(熊野純彦);2006/4;西洋哲学史 古代から中世へ;

岩波新書(新赤版)1007;岩波書店;820円(借覧);新書判;縦組;並製;ix+257+33頁;;ISBN4-00-431007-5;

すえき・ふみひこ(末木文美士);2006/4;日本宗教史;

岩波新書(新赤版)1003;岩波書店;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iv+242+6頁;;ISBN4-00-431003-2;

けふの買物

CINEMA RISE NO.161 ハチミツとクローバー
アスミック・エース
男性自身 巨人ファン善人説
山口瞳・新潮文庫
男性自身 素朴の画家の一日
山口瞳・新潮文庫
男性自身 生き残り
山口瞳・新潮文庫
落語歳時記
矢野誠一・文春文庫
漫画嫌い 枡野浩一の漫画評(朝日新聞1998〜2000)
枡野浩一・二見書房
白の咆哮
朝倉祐弥・集英社

2006-07-25 (Tue)

者字の点

漢字字体規範データベースで検索してみると、点のある者の字は1例も見当たらない。おそらくは、説文解字が从白としたのによつて点をつけた字典体を手書きする(「者」には必ず点が打ってあった)といふ近代文字教育による一元化は、字体の正俗の向きは逆であるにせよ、活字体と手書きとの統一といふ点において、「当用漢字の新字体」を準備したものといへるのではないか。


いとー・ごー(伊藤剛);2005/9;テヅカ・イズ・デッド――ひらかれたマンガ表現論へ;

;NTT出版;2,400円(割引);A5判;縦組;並製;ix+309頁;;ISBN4-7571-4129-7;

2006-07-26 (Wed)

国語語彙史研究会[編];2006/3;国語語彙史の研究 二十五;

;和泉書院;(借覧);A5判;縦組;上製;3+247頁;;ISBN4-7576-0335-X;

目次を写しておく(#以下はわたくしのメモ)。

特集――古代語
  • ツクエ(机)の語源と歴史的仮名遣い / 山口佳紀(やまぐち・よしのり) #小川本願経四分律平安初期点がヤ行のエにするのを非混同の例として語構成を突き枝などと考へると机の脚をさすことになつてしまふ。ツキ(机)+ウヱ(据)→ツクヱと見るべきではないか。
  • 古代時間語彙の分類 / 吉野政治(よしの・まさはる) #過去か未来かにかかはらず現在からのへだたりでさだまる時間表現(「観察の時間」)があつたかも(例、コヨヒ)。
  • 日本書紀の「訛」注記について / 佐野宏(さの・ひろし)
  • 歌語「たまゆら」の光と影―幻となりし万葉語への愛惜― / 山内洋一郎(やまうち・よーいちろー) #玉響の誤訓ではなく、和語の、和語の世界に醸成された「たまゆら」という語が「玉響」のよみへ進出したのではないだろうか(p.63)。
  • 平安時代に於ける「しきり(頻)」の意味用法について―その文体的意義特徴、漢文訓読を要因とするニ型情態副詞の形容動詞化の問題など― / 山本真吾(やまもと・しんご) #「しばしば」と対になる漢文訓読特有語ではないかも。
  • 平安鎌倉時代和文における「心いられ」の様相 / 土井裕美子(どい・ゆみこ)
  • 名詞被覆形・露出形の型の通時的相違 / 蜂矢真弓(はちや・まゆみ)

さかい・くによし(酒井邦嘉);2006/4;科学者という仕事 独創性はどのように生まれるか;

中公新書1843;中央公論新社;780円(借覧);新書判;縦組;並製;iii+5+271頁;;ISBN4-12-101843-5;

みうら・あつし(三浦展);2005/3;仕事をしなければ、自分はみつからない。――フリーター世代の生きる道;

;晶文社;(借覧);四六判;縦組;並製;251頁;;;

たちばなき・としあき(橘木俊詔)[編著];2004/7;封印される不平等;

;東洋経済新報社;(借覧);四六判;縦組;上製;x+232頁;;ISBN4-492-22251-0;[座談会参加者]たちばなき・としあき(橘木俊詔)/かりや・たけひこ(苅谷剛彦)/さいとー・たかお(斎藤貴男)/さとー・としき(佐藤俊樹)

えだがわ・こーいち(枝川公一);2006/2;バーのある人生;

中公新書1835;中央公論新社;720円(借覧);新書判;縦組;並製;2+4+196頁;;ISBN4-12-101835-4;

こばやし・のぶひこ(小林信彦);1981/5;中年探偵団;

文春文庫[こ-6-2];文藝春秋;388円(100円);文庫判;縦組;並製;298頁;;ISBN4-16-725602-9;

2006-07-27 (Thu)

ながお・りゅーいち(長尾龍一);2000/2;歴史重箱隅つつき;

信山社叢書;信山社;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+292+x頁;;ISBN4-7972-5108-5;

古代ギリシャ社会が同性愛に極めて寛容であったとする俗説が少なくとも当時のアテナイについて誤りであることは、ケルゼンが詳細にしめしたところである由(p.30)。

おがわ・たまき(小川環樹);1958→2005/9;唐詩概説;

岩波文庫[青 N109-1];岩波書店;760円(借覧);文庫判;縦組;並製;351頁;;ISBN4-00-381091-0;

あきやま・けん(秋山虔);2005/1;古典をどう読むか 日本を学ぶための『名著』12章;

;笠間書院;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;4+289+5頁;;ISBN4-305-70278-9;

2006-07-28 (Fri)

くろかわ・あつのぶ(黒川鍾信);2004/5;高等遊民 天明愛吉 藤村を師と仰ぎ 御舟を友として;

;筑摩書房;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;398頁;;ISBN4-480-88520-X;

なんしー・せき(ナンシー関);2003/6→2006/7;何をかいわんや;

角川文庫14316[な 30-13];角川書店;514円(1割引);文庫判;縦組;並製;257頁;;ISBN4-04-198613-3;

あべ・かずしげ(阿部和重);2006/3;プラスティック・ソウル;

;講談社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;212頁;;ISBN4-06-210260-9;

けふの買物

sabra 014 2006 24th August
小学館

2006-07-29 (Sat)

ふくだ・かずや(福田和也);2004/5;イデオロギーズ;

;新潮社;1,900円(借覧);四六判;縦組;上製;284頁;;ISBN4-10-390909-9;

2006-07-30 (Sun)

ひがし・ゆみこ(東ゆみこ);2003/10;クソマルの神話学;

;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;277頁;;ISBN4-7917-6066-2;

孤高の社会学日記:現在読書中で見て興味をもつたのだけれど、クソがケガレである「近代空間」とは異なる神話の「差異空間」の「記述」といふのが一体どんな成果をあげえてゐるのかよく分らなかつた。糞と神婚。刀自考。

きくち・のぶてる(菊池信輝);2005/10;財界とは何か;

;平凡社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;335頁;;ISBN4-582-83285-7;

なかじま・たけし(中島岳志);2005/4;中村屋のボーズ インド独立運動と近代日本のアジア主義;

;白水社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;340+6頁;;ISBN4-560-02778-1;

おのだ・ひろかず(小野田博一);2006/4;論理力を強くする 考える力を磨くために;

ブルーバックス B-1515;講談社;800円(借覧);新書判;横組;並製;180頁;;ISBN4-06-257515-9;

けふの来ているわ! お父様、来ているわ!

けふの買物。

美しい星
三島由紀夫・新潮文庫
パン屋再襲撃
村上春樹・文春文庫
平家物語 上下巻
佐藤謙三校註・角川日本古典文庫
暮らしの中の日本語
池田弥三郎・旺文社文庫
語源をつきとめる
堀井令以知・講談社現代新書
愛がなくても喰ってゆけます。
よしながふみ・F×COMICS
中国文化叢書4 文学概論
鈴木修次・高木正一・前野直彬編・大修館書店
特殊文庫目録
ノートルダム清心女子大学付属図書館
江戸の坂東京の坂
横関英一・中公文庫
ウェブ進化論――本当の大変化はこれから始まる
梅田望夫・ちくま新書

2006-07-31 (Mon)

かとー・しげひろ(加藤重広);2004/7;日本語語用論のしくみ;

シリーズ・日本語のしくみを探る6;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;vii+277頁;;ISBN4-327-38306-6;

構成を写しておく。

  1. 第一章 語用論の出発点
    1. Q1 語用論とは、いったいどんな分野ですか?
      1. ことばの理想と現実
      2. 語用論はパロールの言語学か
      3. ラングに収まらない規則やしくみがある
      4. 文字どおりの意味と伝えたい意味
      5. 文脈を考える点がポイント
    2. Q2 語用論はどのように誕生したのですか?
      1. 語用論の始まり
      2. 記号論から語用論が誕生したわけ
      3. 記号論と語用論の関係
      4. メッセージとは何か
      5. 白か黒かに分けられないメッセージ
    3. Q3 文は必ず真か偽か決められますか?
      1. 論理のことばと日常のことば
      2. オースティンの言語行為論
      3. 発話が秘めている力
      4. 発話内行為の種類
      5. 発話の条件と目的
    4. 章末問題
  2. 第二章 語用論の展開
    1. Q4 会話になにか規則はあるのですか?
      1. 量の格率
      2. 質の格率
      3. 関連性の格率
      4. 方法の格率
    2. Q5 「会話の推意」って何ですか?
      1. 「含む」とはどういうことか
      2. 含意とは?
      3. 推意とは?
      4. 前提とは?
      5. 二つの前提
    3. Q6 グライスの考えはどう継承されましたか?
      1. グライス派か反グライス派か
      2. 関連性理論の基本的な考え方
      3. 「関連性」とは?
      4. 推意の精密化と表意
    4. Q7 ことばに人間関係が反映することはどう捉えますか?
      1. 「社会制度的」とは?
      2. ことばの社会化
      3. 社会的要因を取り入れる難しさ
      4. 社会制度的語用論の先にあるもの
      5. ポライトネスという考え方
    5. Q8 語用論は会話のやりとりしか分析しないのですか?
      1. 会話の分析だけではない
      2. 文字言語と音声言語
      3. 語用論における非言語情報
      4. 語用論で扱う心
      5. 語用からラングへの侵入
      6. 文法と語用の境目
    6. 章末問題
  3. 第三章 日本語への応用
    1. Q9 日本語の指示詞は、距離と領域で使い分けるのですか?
      1. 指示とは何か
      2. 直示の用法―距離と領域―
      3. 距離だけでは決まらない直示
      4. 領域説も接近容易性の反映か
      5. 二つの原理を統合するには
    2. Q10 日本語の指示詞の照応用法はどのようなものですか?
      1. 《照応》とは?
      2. 先行詞との同一性
      3. 照応は直示とどう異なるか
      4. 長期記憶のア系
      5. 直示と照応と想起を貫く原理
      6. 指示詞のまとめ
    3. Q11 「この交差点、右折できたかな」は、過去じゃないのになぜタ形なんですか?
      1. 長期記憶を参照するタ形
      2. 長期記憶参照をマークする理由
      3. 語用論的な機能の変化 #いはゆるバイト敬語の「よろしかったですか」
      4. 記憶と活性化
      5. 旧情報と活性化情報
    4. Q12 伝達上の目印はどのようなものですか?
      1. 目印が必要なわけ
      2. タグと談話標識
      3. 怪しい談話標識
      4. 談話標識を捉え直す
      5. 接続詞は接続するのか―「だから」と「しかし」の場合―
    5. Q13 文末に使う「よ」は強調、「ね」は確認の意味ですか?
      1. 「ね」の用法
      2. 「よ」の用法
      3. 「ね」と「よ」の談話上の機能
      4. 「よ」か「ね」を使わなければならない場合
    6. 章末問題
  4. 第四章 語用論の可能性
    1. Q14 語用論によって何がわかるのですか?
      1. メッセージを分析する
      2. 広告メッセージの分析
      3. 語用論の使いみち
      4. 語用論の連携と可能性
    2. 章末問題
  5. さらに勉強したい人のための参考文献
  6. 索引

かたぎり・やすひろ(片桐恭弘)/かたおか・くによし(片岡邦好)[編];2005/3;社会・行動システム;

講座社会言語科学 第5巻;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;vi+2+256頁;;ISBN4-89476-249-8;

これも目次を写しておく。

  1. 「ことば」が結ぶ社会と行動―まえがきにかえて
  2. 第1部 ことばとイデオロギー
    1. 言語イデオロギーとディスコース研究―インタビューにおける二つの言語をめぐって / 松木啓子(まつき・けーこ)
    2. 言語におけるジェンダー・イデオロギー / 阿部圭子(あべ・けーこ)
    3. 社会と指標の言語―構造論,方言論,イデオロギー論と統一場としての史的社会語用論 / 小山亘(こやま・わたる) #Searle系の「発話行為」理論やGrice系の関連性理論など,英米地域で人気がある理論が扱う対象が「語用」であるとするが如き全く転倒した理解謬見教条化党派的に標榜された言説の綱領20世紀Oxbridgeの肘掛け椅子で思考した上層中流階級の言語哲学者達内省的言語理論において,普遍的であると誤認(pp.40-42)とかちよつとすごいな。
  3. 第2部 ことばと権力
    1. ことばとパワー―クリティカル・ディスコース分析を中心に / 佐藤彰(さとー・あきら)
    2. パワーと言語変異―女性管理職のパワー方略を中心に / 高野照司(たかの・しょーじ)
  4. 第3部 ことばと公共福祉
    1. 供述の背後にある体験への接近―談話から行為へ / 森直久(もり・なおひさ)
    2. 言語病理学における談話分析の応用と将来 / 渡辺義和(わたなべ・よしかず)
    3. 患者中心の医療への転換―医療サービスにおける患者向け文書の分析 / 佐伯晴子(さえき・はるこ)・野呂幾久子(のろ・いくこ)
  5. 第4部 ことばと進化
    1. ことばの進化 / 正高信男(まさたか・のぶお)
    2. 生物言語学が証すLANGUAGE―ピジンからクリオールへの飛翔 / 増田博邦(ますだ・ひろくに)
  6. 第5部 ことばとインタラクション
    1. 語句の配置と行為の連鎖:プラクティスとしての文法 / 西阪仰(にしざか・あおぐ)
    2. コミュニケーション行動における規範と共有 / 片桐恭弘(かたぎり・やすひろ)
  7. 第6部 ことばと活動空間
    1. 活動空間の言語的描写と探索について / 片岡邦好(かたおか・くによし)
    2. 発話と身振りの協調に見られる談話における時空的隣接/連続性 / 古山宣洋(ふるやま・のぶひろ)
  8. 執筆者紹介

ふくおか・しんいち(福岡伸一);2005/11;プリオン説はほんとうか? タンパク質病原体説をめぐるミステリー;

ブルーバックス B-1504;講談社;900円(借覧);新書判;縦組;並製;246頁;;ISBN4-06-257504-3;

やまぐち・ひとみ(山口瞳);1977/8→1987/12;男性自身 巨人ファン善人説;

新潮文庫[や-7-19];新潮社;360円(100円);文庫判;縦組;並製;309頁;;ISBN4-10-111119-7;

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