過眼日録抄[2006-10]

2006-10-01 (Sun)

たにざわ・えーいち(谷沢永一);2006/5;執筆論 私はこうして本を書いてきた;

;東洋経済新報社;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;220頁;;ISBN4-492-22271-5;

著者を小野十三郎にひきあはせたのが坂本賢三だつたといふのは、はじめて知つた(pp.54-55.)。

紹介者は技術思想史の故坂本賢三(筆名・帷三郎)であったかと覚えている。五九歳で死去した愛書家にして博学無類の彼が、今は『坂本賢三蔵書目録』(平成九年・天理図書館)に見られる、八二〇〇点の研究上に有効な蔵書を蒐めるのに、どれほどの才覚を要したか想像を絶する。惜しみても余りある絶世の偉才であった。

2006-10-02 (Mon)

かしわぎ・ひろし(柏木博);2002/11;モダンデザイン批判;

;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;viii+260頁;;ISBN4-00-025295-X;

うちー・そーしち(内井惣七);2002/4;科学の倫理学;

現代社会の倫理を考える・第6巻;丸善;(借覧);四六判;縦組;並製;ix+178頁;;ISBN4-621-07054-1;

いけだ・きよひこ(池田清彦)[編著];2006/5;遺伝子「不平等」社会――人間の本性とはなにか;

;岩波書店;2,100円(借覧);四六判;縦組;上製;1+231頁;;ISBN4-00-005052-4;[執筆/対談者]おがわ・まりこ(小川眞理子)/まさたか・のぶお(正高信男)/けんみ・かずお(計見一雄)/たていわ・しんや(立岩真也)

なかざわ・しんいち(中沢新一);1986/6→1989/10;イコノソフィア――聖画十講;

河出文庫文藝コレクション[な 4-1];河出書房新社;563円(100円);文庫判;縦組;並製;210+20頁;;ISBN4-309-40250-X;

けふの配達物

萬葉集文字辨證
木村正辭・勉誠社文庫

2006-10-03 (Tue)

やしろ・あずさ(矢代梓);1999/9→2006/4;年表で読む二十世紀思想史;

講談社学術文庫1758;講談社;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;264頁;;ISBN4-06-159758-2;

せき・かずお(関一雄);1993/10;平安時代和文語の研究;

笠間叢書259;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;424頁;;ISBN4-305-10259-5;

いはゆる和文特有語と漢文訓読特有語の類義のペアを位相のちがひではなく意味用法のちがひのはうへと回収しようとする(主に本書後半の)議論に興味をもつたので。以下、目次を写しておく。

  1. 序 物語の言葉
    1. 第一章 作者の語感と作品における用語選択の意識 11
    2. 第二章 女流文学の言葉 19
      1. 一 「なまうれしくて」―形容詞には複雑な感情がこめられる― 19
      2. 二 「かしらかたくおはします」―名詞は間接にその物を示す― 23
      3. 三 「うちかたぶきて物など見る」―動詞は作中人物の行動(仕草)を表わす― 27
  2. 第一部 接頭語をめぐる問題
    1. 第一章 敬語の接頭語ミとオホンについて 33
      1. 一 望月郁子説以前 33
      2. 二 望月郁子説 34
      3. 三 『宇津保物語』の用例 35
        1. (1) 用例分析 36
        2. (2) 用例分析―地の文の用例 39
        3. (3) 用例分析―会話文の用例 45
      4. 四 『源氏物語』の用例 50
        1. (1) 望月論文語彙リストの「C」の例 50
        2. (2) 用例分析―ミの会話文の用例 51
        3. (3) 用例分析―ミの地の文の用例 62
        4. (4) 用例分析―ミの異本にみえる用例 66
        5. (5) 用例分析―オホンの会話文の用例(底本と異本の例を合わせて) 69
        五 『宇津保物語』のミから『源氏物語』のオホンへ 78
    2. 第二章 接頭語「なま」の意味―『源氏物語』の用例を中心に― 83
      1. はじめに 83
      2. 一 「なま」と「すこし」 83
      3. 二 「なま」の意味 90
      4. おわりに 106
    3. 第三章 上代・中古の二、三の接頭語の意味について―形容詞ク活用・シク活用の意味上の相違の問題と関連させて― 108
      1. はじめに 108
      2. 一 大野説に対する疑問 108
      3. 二 「はつ―」「うひ―」「にひ―」の語例の検討 110
      4. 三 「はつか(なり)」と「うひうひし」と「あたらし(新)」「あたらし(惜)」 119
      5. 四 形容詞の活用と意味の相違に関連して 122
      6. 五 「ほの―」と「なま―」の場合 125
    4. 第四章 接頭語「あひ(相)」の一考察―和文の用例を訓点資料の用例と比較して― 128
      1. 要旨 128
      2. 一 「だん/\寒く相成りましたが……」の「相成る」という言い方の起源 128
      3. 二 山田孝雄説と小島憲之説 132
      4. 三 和文の用例と訓点資料の用例 133
      5. 四 『宇津保物語』の用例 138
      6. 五 まとめ 149
    5. 第五章 『源氏物語』の派生動詞―接頭語による物語用語づくり― 150
      1. はじめに 150
      2. 一 おし動詞と、ひき動詞 151
      3. 二 ひき動詞と、とり動詞 157
      4. 三 とり動詞と、かき動詞 163
      5. 四 かき動詞と、もて動詞 169
      6. 五 もて動詞と、さし動詞 174
      7. 六 さし動詞と、たち動詞 179
    6. 第六章 接頭語「うち」の意味―『源氏物語』『枕草子』『夜の寝覚』の用例について― 188
      1. はじめに 188
      2. 一 体の動きの発生を表わす「うち動詞」 189
      3. 二 心の動きの発生を表わす「うち思ふ」 197
      4. おわりに 201
  3. 第二部 接尾語をめぐる問題
    1. 第一章 接尾語「ぶ」・「む」、「めく」「だつ」・「がる」の消長―平安時代仮名文学の用例を中心に― 205
      1. 要旨 205
      2. 一 「ぶ」・「む」の、語基との結合語例と、その意味用法について 208
      3. 二 「めく」「だつ」・「がる」の、語基との結合語例と、その意味用法について 219
      4. 三 個々の結合語例を通して見た「ぶ」・「む」、「めく」「だつ」・「がる」の消長 227
    2. 第二章 『宇治拾遺物語』に伝えられた「和文語」動詞と「訓読語」動詞―中古仮名文学用語の性格に関する遡行的近づきの試み― 249
      1. はじめに―小論の意図― 249
      2. 一 「―がる」動詞の性格―「あやしがる」と「あやしむ」― 250
      3. 二 『宇治拾遺物語』の「和文語」動詞と「訓読語」動詞 253
      4. 三 物語用語としての具体動作語 262
  4. 第三部 物語用語(和文語)の性格
    1. 第一章 物語用語の一側面―「ぬ」「イヌ」、「かしら」「カウベ」、「および」「ユビ」― 269
      1. はじめに 269
      2. 一 仮名物語用語、「―がる」動詞 270
      3. 二 「和文語」動詞の性格―「ぬ」と「イヌ」の場合― 272
      4. 三 身体代表語「かしら」 272
      5. 四 身体部位語「カウベ」 279
      6. 五 間接名称語「および」と直接名称語「ユビ」 286
      7. おわりに 290
    2. 第二章 とく・早く・スミヤカニの意味―平安と院政鎌倉の用例について― 294
      1. はじめに 294
      2. 一 和漢混淆文における、とく・早く・スミヤカニ 295
      3. 二 平安仮名文における、とく・早く・スミヤカニ 304
      4. おわりに 314
    3. 第三章 「いとをかしみてかへしす」(平中物語一段)考―平安物語用語としての動詞― 316
      1. はじめに―要旨― 316
      2. 一 副詞「いと」と、形容詞「をかし」の用法について 317
      3. 二 平安物語用語としての「をかしがる」の用法について 325
      4. 三 「あはれがる」と「あはれぶ」・「あはれむ」 「あはしがる」と「あやしぶ」・「あやしむ」 328
      5. 四 平安物語用語「思ひくるしがる」について 335
      6. おわりに 338
    4. 第四章 いわゆる助詞「して」の性格 339
      1. 一 「して」に関する文法説 339
      2. 二 いわゆる接続助詞「して」の実例 347
      3. 三 いわゆる格助詞「して」の実例 356
      4. 四 まとめ―物語用語としてのサ変動詞 361
    5. 第五章 推量辞「むず」と物語用語「むとす」 362
      1. 一 『蜻蛉日記』の「むず」と「むとす」 362
      2. 二 『枕草子』能因本・三巻本の「むず」と「むとす」 367
      3. 三 『竹取物語』と『伊勢物語』の「むず」と「むとす」 374
      4. 四 『落窪物語』と『宇津保物語』の「むず」と「むとす」 376
      5. 五 『源氏物語』の「むず」と「むとす」 383
      6. 六 『夜の寝覚』『浜松中納言物語』『狭衣物語』の「むず」と「むとす」 387
      7. 七 『栄花物語』と『大鏡』の「むず」と「むとす」 392
    1. 初出一覧 399
    2. 後記 401
    3. 人名・書名・事項索引 405
    4. 語句索引 410

けふの買物

国文学 解釈と鑑賞 第47巻7号 1982年6月号 特集 平家物語・豊饒の世界
至文堂
アーロン収容所
会田雄次・中公文庫
三体詩(三)
村上哲見・中国古典選・朝日新聞社
内と外からの日本文学
佐伯彰一・新潮選書

2006-10-04 (Wed)

たなか・あつお(田中淳夫);2003/2;里山再生;

新書y081;洋泉社;(借覧);新書判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-89691-703-0;

など面白く思つた。

2006-10-05 (Thu)

おーすみ・かずお(大隅和雄);2002/3;信心の世界、遁世者の心;

日本の中世2;中央公論新社;2,400円(借覧);四六判;縦組;上製;294頁;;ISBN4-12-490211-5;

無住。

よねもと・しょーへー(米本昌平);2006/6;バイオポリティクス 人体を管理するとはどういうことか;

中公新書1852;中央公論新社;840円(借覧);新書判;縦組;並製;7+271頁;;ISBN4-12-101852-4;

ひろい・よしのり(広井良典);2003/7;生命の政治学―福祉国家・エコロジー・生命倫理―;

;岩波書店;(借覧);四六判;縦組;上製;xii+277頁;;ISBN4-00-023636-9;

けふの貰物

「春秋」「あとん」「ちくま」(各10月号)「scripta」(autumn 2006 no.1)もらふ。

2006-10-06 (Fri)

たていわ・しんや(立岩真也);2006/6;希望について;

;青土社;2,200円(借覧);四六判;縦組;上製;309+xxxiii頁;;ISBN4-7917-6279-7;

後半なんかだれたかな(自分が)と思つてたら、「死なないこと」に収められた文章を見てはつとした。しかし、ALSもよんでゐるはずなのにいまさらはつとするな、自分、といふ感じだ(ALSではサイボーグ・フェミニズム宣言への言及が妙に印象にのこつてゐる)。あと、アマゾンのアフィリエトは寄付(することをあらかじめ明言)してはいけないらしいことを知る。

ながみね・しげとし(永嶺重敏);2006/6;怪盗ジゴマと活動写真の時代;

新潮新書172;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;189頁;;ISBN4-10-610172-6;

はやし・まこと(林淳);2006/8;天文方と陰陽道;

日本史リブレット46;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;90+3頁;;ISBN4-634-54460-1;

なかざわ・しんいち(中沢新一);1992/7→1995/5;知天使(ケルビム)のぶどう酒;

河出文庫文藝コレクション[な 4-5];河出書房新社;505円(100円);文庫判;縦組;並製;219頁;;ISBN4-309-40445-6;

けふの貰物

「未来」(10月号)もらふ。汲古書院から新近刊案内を送つていただく。築島裕編「訓點語彙集成」(全8巻、別巻1)つてすごいものが出るなあ。私個人ではとても購へはしないけれど。

2006-10-07 (Sat)

こまつ・さきょー(小松左京);2006/7;SF魂;

新潮新書176;新潮社;680円(借覧);新書判;縦組;並製;191頁;;ISBN4-10-610176-9;

2006-10-08 (Sun)

谷沢永一;1985/3;論より証拠 谷沢永一の読書術;

;潮出版社;1,200円(借覧);四六判;縦組;上製;273頁;;;

ゆき・そーいち(由紀草一);1999/7;思想以前 今を生きぬくために考えるべきこと;

;洋泉社;1,500円(借覧);四六判;縦組;上製;235頁;;ISBN4-89691-394-9;

月刊ナカモリ効果でほめられてゐたやうな記憶がある。

2006-10-09 (Mon)

そして、最後は三田で「小右記」の会。註釈の完成を目前に控えて出版予定の会社が不渡りを出すという緊急事態、といふのはどこのことかと思つてゐたのだけれど、続群書類従完成会のことだつたのだなあ。

ぐんじ・ぺぎお‐ゆきお(郡司ペギオ‐幸夫)/まつの・こーいちろー(松野孝一郎)/オットー・E・レスラー(Otto E. Rössler);1997/12;内部観測;

複雑系の科学と現代思想****;青土社;1,800円(借覧);四六判;縦組;上製;240+iii頁;;ISBN4-7917-9144-4;

2006-10-10 (Tue)

いけだ・けんすけ(池田研介)/つだ・いちろー(津田一郎)/まつの・こーいちろー(松野孝一郎);1997/12;カオス;

複雑系の科学と現代思想***;青土社;(借覧);四六判;縦組;上製;201+iii頁;;ISBN4-7917-9143-6;

池田談話はまだなんとかからうじてわかるやうな気がしないでもない。

あんの・もよこ(安野モヨコ);2006/10;働きマン(3);

モーニングKC-1550;講談社;514円(借覧);B6判;;並製;214頁;;ISBN4-06-372550-2;

きのふまた逃避でハッピー・マニアを最終巻から逆順によみかへしてゐたのだけれど、本書に高橋修一(p.190)が出てきた。冥合だ。

2006-10-11 (Wed)

ごみ・ともひで(五味智英)/こじま・のりゆき(小島憲之)[編];1974/6;万葉集研究 第三集;

;塙書房;3,100円(借覧);A5判;縦組;上製;298頁;;;[執筆者]いとー・はく(伊藤博)/かんだ・ひでお(神田秀夫)/なかにし・すすむ(中西進)/こじま・のりゆき(小島憲之)/いで・いたる(井出至)/いなおか・こーじ(稲岡耕二)/よしなが・みのる(吉永登)/きのした・まさとし(木下正俊)

開高健;1970/10→1990/7;人とこの世界;

中公文庫;中央公論社;(15円);文庫判;縦組;並製;337頁;;ISBN4-12-201724-6;

けふの買物

広告批評 2006 OCT NO.308 特集 大学をデザインする
マドラ出版
クオリア降臨
茂木健一郎・文藝春秋
ユリイカ 12月号 第36巻第13号(通巻500号) 特集*宮崎駿とスタジオジブリ
青土社
男女交際進化論 「情交」か「肉交」か
中村隆文・集英社新書

2006-10-12 (Thu)

とーきょーだいがくきょーよーがくぶれきしがくぶかい(東京大学教養学部歴史学部会);2006/5;史料学入門;

岩波テキストブックス;岩波書店;2,400円(借覧);A5判;横組;並製;vi+271頁;;ISBN4-00-028043-0;[執筆者]みたに・ひろし(三谷博)/もとむら・りょーじ(本村凌二)/さくらい・えーじ(桜井英治)/あみの・てつや(網野徹哉)/やまうち・まさゆき(山内昌之)/なみき・よりひさ(並木頼寿)/はせがわ・まゆほ(長谷川まゆ帆)/じんの・たかし(甚野尚志)/いさか・りほ(井坂理穂)/しば・のぶひろ(芝宣弘)/ゆい・だいざぶろー(油井大三郎)/いわもと・みちや(岩本通弥)/みくりや・たかし(御厨貴)

入門といふから体系的な概論かと思つてゐたら、さうではなくて論集。どの論考も興味深いけれど、桜井英治「歴史学者の国語(日本語)学: 室町時代の古記録を読む」が記録語をあつかつてゐるのをメモ。「大切」(欲しい)、建内記の「思ひ渡る」(勘違ひする、思ひ違ひをする)、看聞日記の「当座会」(嘔吐)、「次求」(機会を利用する)など。「中央の儀」再考。(記録語といへば、遠藤好英「平安時代の記録語の文体史的研究」が上梓されたのだなあ。読みたいな。)長谷川論文が紹介するモリエールの句読法のことも面白い。よりくはしく知らうと思つたら、ロジェ・シャルチエをよめばいいのかな。

こじま・ひろゆき(小島寛之);2006/2;エコロジストのための経済学;

;東洋経済新報社;1,700円(借覧);四六判;縦組;上製;xii+225頁;;ISBN4-492-31357-5;

けふの配達物

図解日本語
沖森卓也・木村義之・陳力衛・山本真吾・三省堂

2006-10-13 (Fri)

つだ・そーきち(津田左右吉)、いまい・おさむ(今井修)[編];2006/8;津田左右吉歴史論集;

岩波文庫[青 140-9];岩波書店;900円(借覧);文庫判;縦組;並製;405頁;;ISBN4-00-331409-3;

けふの買物

sabra 018 2006 26th October
小学館

2006-10-14 (Sat)

なかじま・たかのぶ(中島隆信);2006/2;障害者の経済学;

;東洋経済新報社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+213頁;;ISBN4-492-31359-1;

「先の杖」型から「産むが易し」型へ。

こすげ・のぶこ(小菅信子);2005/7;戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか;

中公新書1804;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;v+5+222頁;;ISBN4-12-101804-4;

いつから忘却はいけないことになつたのかとか、英国との和解への歴史とか、啓発される。

すずき・のりお(鈴木徳男);2006/3;俊頼髄脳の研究;

;思文閣出版;8,000円(借覧);A5判;縦組;上製;iv+305頁;;ISBN4-7842-1296-5;

2006-10-15 (Sun)

なかじま・たかのぶ(中島隆信);2005/3;お寺の経済学;

;東洋経済新報社;1,500円(借覧);四六判;縦組;並製;vii+233頁;;ISBN4-492-31345-1;

やまかわ・ひろし(山川均);2006/8;石造物が語る中世職能集団;

日本史リブレット29;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;1+1+110+4頁;;ISBN4-634-54290-0;

伊派、大蔵派石工の石塔。

うたの・しょーご(歌野晶午);2005/8;女王様と私;

;角川書店;1,600円(借覧);四六判;縦組;上製;392頁;;ISBN4-04-873628-0;

2006-10-16 (Mon)

いで・さちこ(井出祥子)/ひらが・まさこ(平賀正子)[編];2005/10;異文化とコミュニケーション;

講座社会言語科学第1巻;ひつじ書房;3,200円(借覧);A5判;横組;上製;2+vii+274頁;;ISBN4-89476-245-5;

目次とそれぞれの論文のキーワードとを写しておく。

  1. 異文化とコミュニケーション―まえがきにかえて i
  2. 第1部 繋ぐ 1
    1. 異文化コミュニケーション学―共生世界の礎を求めて / 井出祥子(いで・さちこ) 2 #異文化コミュニケーション、新言語相対論、高コンテクスト文化、指標性、共生世界 #相対主義と本質主義は紙一重だなあ、と感じる
    2. 通訳における異文化コミュニケーション学 / 鳥飼玖美子(とりかい・くみこ) 24 #通訳・翻訳、等価、直訳・意訳、透明な存在、文化の仲介者
    3. ビジネスにおける異文化間コミュニケーション―日本語での会議は非効率か / 近藤彩(こんどー・あや) 40 #ビジネス・コミュニケーション、異文化間コミュニケーション、会議、トピック変換、フレーム
    4. 日英語バイリンガルの子供たちの言語習得 / 岩田祐子(いわた・ゆーこ) 62 #バイリンガルの子供、二言語習得、国際結婚、日本語と英語、一親・一言語ルール
    5. ジェンダーシステム―ジェンダーイデオロギーの言語化プロセス / 林礼子(はやし・れーこ) 84 #相違の自然化、ジェンダーシステム、言語のジェンダーの意味、配置、志向と構築、再構成
    6. ロボットとヒトは理解しあえるか―心に共感する心のメカニズムの探求 / 小嶋秀樹(こじま・ひでき) 104 #ロボット、心のつながり、コミュニケーション発達、アイコンタクト、共同注意
  3. 第2部 分かる 117
    1. 空間認知とコミュニケーション / 井上京子(いのうえ・きょーこ) 118 #メンタル・マップ、空間指示枠、コードスイッチング、自然環境、文化的環境 #高知方言では「東の奥歯が痛い」のやうな絶対的指示枠を用ゐるのか
    2. ジェスチャーにおける認知と文化―ガーナのタブー・ジェスチャーをめぐって / 喜多壮太郎(きた・そーたろー)/ジェームス エセグベイ(James Essegbey、渡辺京子訳) 130 #ジェスチャーのタブー、左手、指差し、ガーナ
    3. *骨をこわすvs. break the bone―認知カテゴリーと文法項目のタイポロジー / 藤井洋子(ふじー・よーこ) 156 #認知、カテゴリー、分類辞、破壊を表す動詞、類型的特徴 #この論文でいふ分類辞(classifier)は助数詞
    4. 親族名称と呼称から見る人間関係―日本語と中国語の比較 / 薛鳴(せつ・めー) 170 #言語形式と言語使用、移動性と不動性、虚構性と拡張性、擬似的親族関係、輩分
  4. 第3部 感じる 197
    1. スモールトークとあいさつ―会話の潤滑油を超えて / 井出里咲子(いで・りさこ) 198 #あいさつ、スモールトーク、ことばの交換的機能、同調のリズム、共在感覚
    2. 何を心地よいと感じるか―会話のスタイルと異文化間コミュニケーション / 重光由加(しげみつ・ゆか) 216 #会話のスタイル、異文化間コミュニケーション、心地よさ・心地悪さ、文化・社会的共有知識、メタメッセージ
    3. 何をうそと感じるか―日本語と英語の場合 / 西村史子(にしむら・ふみこ) 238 #うそ、日英比較、異文化間コミュニケーション、言語行為、ミスコミュニケーション
    4. ニューヨーク・タイムズ紙に見る日本―間接的指標性の証拠としてのテキスト間連鎖 / ジェーン H ヒル(Jane H. Hill、渡辺京子/成岡恵子訳) 256 #指標性、人種差別、日本、メディア・ディスコース、間テキスト性
  5. 執筆者紹介 274

2006-10-17 (Tue)

わたなべ・きょーじ(渡辺京二);1977→2006/6;神風連とその時代;

洋泉社MC新書003;洋泉社;1,700円(借覧);新書判;縦組;並製;293頁;;ISBN4-86248-036-5;

けふの買物

Quick Japan Vol.68 総力特集 グラビアアイドル
太田出版

2006-10-18 (Wed)

けふの買物

en-taxi AUTUMN 2006 VOL.15
扶桑社
放浪息子(5)
志村貴子・BEAM COMIX
カズン(2)
いくえみ綾・祥伝社
大野晋の日本語相談
大野晋・朝日文庫
読む哲学事典
田島正樹・講談社現代新書
DNAから見た日本人
斎藤成也・ちくま新書
民族の世界地図
21世紀研究会編・文春文庫
日本人が忘れてはいけない美しい日本の言葉
倉島長正・青春新書インテリジェンス
漂蕩の自由
檀一雄・中公文庫

2006-10-19 (Thu)

ふくしま・くにみち(福島邦道);2003/1;天草版平家物語叢録;

笠間叢書346;笠間書院;(借覧);A5判;縦組;上製;4+v+457頁;;ISBN4-305-10346-X;

目次を写しておく。

  1. [口絵]
  2. 前編 天草版平家物語とファビアン
    1. はじめに――天草追想 1
    2. 天草版平家物語目録 6
    3. 総説 11
    4. 各説 19
      1. 一 標題と刊記 19
      2. 二 扉紙のラテン語 24
      3. 三 書誌 25
      4. 四 句読点 27
      5. 五 書き込み 29
      6. 六 旧蔵者 30
      7. 七 遠藤周作『沈黙』 31
      8. 八 イルマン・ロレンソ 32
      9. 九 漢字の誤読など 33
      10. 一〇 影印および翻字本 38
    5. 第一章 天草学林 41
    6. 第二章 天草版平家物語とその周辺 53
    7. 第三章 ファビアン伝 75
      1. 名称・出自・青年時 75
      2. 『モニュメンタ』 85
      3. 『天草平家』のあと 96
      4. 『妙貞問答』など 98
      5. 宗論 109
      6. 追悼説教 117
      7. 『教理要論』 122
      8. 棄教とその原因 124
      9. 『破堤宇子』の書誌 128
      10. 村山と末次の争闘 133
      11. ファビアンの居住地 142
      12. ファビアン研究書 145
      13. 死去 149
      14. 「背教」 153
      15. 国内資料 156
      16. 協力者の有無 159
      17. ファビアンの国籍 164
    8. 第四章 日本語教科書 167
    9. 第五章 天草版平家物語 序文小解 185
      1. 読誦の人に対して書す 185
      2. 横書きの本 187
      3. 志願とデウスと天道 192
      4. 天の御法 198
      5. 序文用語片々 200
      6. 平家物語の作者 204
      7. 署名など 208
    10. 第六章 雑談とそのことば 211
      1. 雑談 211
      2. ほんぼん 215
      3. ざま 217
      4. 一人当千 219
      5. すすどい 220
      6. けしかる 222
      7. 鹿(しし) 224
      8. 婦人語 225
      9. [語法] こそ 227
      10. [語法] ば 231
      11. [語法] はさみこみ 232
      12. [語法] 道行文 234
      13. [語法] なんだ 238
      14. 応答 242
      15. 退屈 244
    11. 第七章 音韻撮要 247
      1. 発音研究のために 247
      2. ハ行転呼音 254
      3. 射ようずる 258
      4. 「行って」>「いて」 263
      5. バ行音マ行音の相通 266
      6. 「やうか」と「ようか」(一) 274
      7. (二) 280
      8. (付) ヅズの混同 283
    12. 第八章 古今のことば 285
      1. つなぐ 285
      2. たのし 287
      3. すみずをつく 289
      4. 進退 291
      5. 迷惑 295
      6. かたこと 297
      7. 傍輩 301
      8. こよひ 302
    13. 第九章 原拠本 305
    14. 第十章 『教育』と天草版平家物語 317
      1. 湯沢博士と学士院賞 317
      2. 天草コレジオ 318
      3. キリシタンの島 320
  3. 後編 キリシタン資料と中世語攷
    1. 第一章 ローマ字‐漢字のアルファベット 325 #テヴノー旅行報告にのるヴァリニャーノの音図
    2. 第二章 キリシタンの日本語学習 331
    3. 第三章 キリシタンの漢語二題 337
      1. 一 「進退」と「身体」 337
      2. 二 「霊気」と「霊怪」と「霊化」 344
    4. 第四章 「宮仕ふ」考 351
    5. 第五章 はなし(咄)とその類義語 375
    6. 第六章 二重否定 415
      1. ないもせぬ(ないもしない) 415
      2. 付論 エンマの卵 423
    7. 第七章 中世語研究の背景 427
      1. はじめに 427
      2. 音韻史研究と中世 428
      3. 文法史研究と中世 433
      4. 亀井孝の中世語研究 435
      5. おわりに 438
    8. 第八章 紹介 443
      1. 天理図書館編『きりしたん版の研究』 443
      2. 富永牧太『きりしたん版文字攷』 447
      3. 米井力也『キリシタンの文学』 449
      4. 松岡洸司『キリシタン語学―16世紀における―』 451
    1. 掲載論文目録 453
    2. おわりに 454

なかなかにふくみのおほいといふか意趣のある本ではあるなあ、と思ふのは、わたくしが、カメイスト(工藤力男)たることに憧れてゐるからかもしれない。

しげた・しんいち(繁田信一);2006/4;陰陽師 安部晴明と蘆屋道満;

中公新書1844;中央公論新社;740円(借覧);新書判;縦組;並製;vi+7+206頁;;ISBN4-12-101844-3;

2006-10-20 (Fri)

みうら・まさし(三浦雅士);2005/8;出生の秘密;

;講談社;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;617頁;;ISBN4-06-213005-X;

みごとな芸当をみる思ひ。私より前によんだひとが、近代化はどこもそれぞれに特殊なのであつて、神経衰弱も狂気も、開化の必然ではない。漱石の必然である(p.460)、といふところに印をつけてゐた。

しみず・まさこ(清水真砂子);2006/9;「ゲド戦記」の世界;

岩波ブックレットNo.683;岩波書店;480円(借覧);A5判;縦組;並製;62頁;;ISBN4-00-009383-5;

2006-10-21 (Sat)

しらふで、脱構築して、と口にするひとをみる。

おきもり・たくや(沖森卓也)/きむら・よしゆき(木村義之)/ちん・りきえー(陳力衛)/やまもと・しんご(山本真吾);2006/9;図解日本語;

;三省堂;2,000円(-);A5判;横2,3段組;並製;167頁;;ISBN4-385-36242-4;

本書とは関係ないことなのだけれど、日本語の歴史が平凡社ライブラリーにはひるのである由。1巻では騎馬民族説にのつとつた記述がされてゐたやうに思ふけれど、あれはそのままなのかな。しかし李莽湖先生なきあと、あの文章に手を入れられる人間もゐないだらうし。中公文庫の日本の歴史のやうに、現在の研究からのくはしい解説がされてゐるとよいのだけれど(といひながら、中公のにどの程度のものかがついてゐるのかは知らないのだけれど)。

よしもと・たかあき(吉本隆明);1995/5;語りの海 吉本隆明 ③新版・言葉という思想;

中公文庫[よ-15-5];中央公論社;718円(100円);文庫判;縦組;並製;335頁;;ISBN4-12-202318-1;

良寛、ヴェーユについてのものを面白く思つた。

2006-10-22 (Sun)

いけうち・さとし(池内恵);2006/4;書物の運命;

;文藝春秋;1,905円(借覧);四六判;縦組;上製;310頁;;ISBN4-16-368060-8;

けふの貰物

新訂増補 朝日新聞の用語の手引
朝日新聞社用語幹事編・朝日新聞社
和泉式部日記 和泉式部集
野村精一校注・新潮日本古典集成
各務原 名古屋 国立
小島信夫・講談社
〈傷つきやすい子ども〉という神話 トラウマを超えて
ウルズラ・ヌーバー・丘沢静也訳・岩波書店
黒い言語の空間 三浦梅園の自然哲学
山田慶兒・中央公論社
結婚恐怖
小林信彦・新潮社
この厄介な国、中国
岡本英弘・WAC BUNKO
雑書放蕩記
谷沢永一・新潮社
世紀末新マンザイ パンク右翼vs.サヨク青二才
福田和也・島田雅彦・文藝春秋
怠惰の逆説 広津和郎の人生と文学
松原新一・講談社
月の家族
島尾伸三・晶文社
ニコチアナ
川端裕人・文藝春秋
母・円地文子
冨家素子・新潮社
叛骨の士道
奈良本辰也・中公文庫
氷川清話 付 勝海舟伝
勝海舟・勝部真長編・角川文庫
ひなのはひなの
吉川ひなの・マガジンハウス
文士と姦通
川西政明・集英社新書
幽界森娘異聞
笙野頼子・講談社
歴史の真実と政治の正義
山崎正和・中央公論新社

2006-10-23 (Mon)

ふくま・よしあき(福間良明);2006/5;「反戦」のメディア史―戦後日本における世論と輿論の拮抗―;

世界思想ゼミナール;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;並製;v+386頁;;ISBN4-7907-1196-X;

「いさぎよく」を「屑く」と表記してゐるのにママをふる必要はないよなあ(p.206)。

リンドバーグ夫人[著]、よしだ・けんいち(吉田健一)[訳];1967/7;海からの贈物;

新潮文庫[リ-2-1];新潮社;272円(-);文庫判;縦組;並製;123頁;;ISBN4-10-204601-1;[原題]Anne Marrow Lindbergh, Gift from The Sea

梁瀬光世がすすめてゐたので買つてゐたもの。たをやめぶり。

2006-10-25 (Wed)

つるた・けー(鶴田啓);2006/8;対馬からみた日朝関係;

日本史リブレット41;山川出版社;800円(借覧);A5判;縦組;並製;1+105+4頁;;ISBN4-634-54410-5;

よしみず・つねお(由水常雄);2006/2;天皇のものさし――正倉院撥鏤尺の謎;

;麗澤大学出版会[発行]、廣池学園事業部[発売];2,000円(借覧);四六判;縦組;上製;8+230頁;;ISBN4-89205-498-4;

錯綜する記録、増減する物品、好古家たちの所業。


余談になるが、当時、東京国立博物館の蔵品の写真を借用して出版物を刊行するには、非常に手間がかかり、時にはその使用を断念せざるを得ないケースさえあった。使用許可がなかなか出なかったり、新たな撮影をしないと写真が使えなかったために、その撮影がスムーズに行えず、出版に間に合わなかったりするためであった。しかし、館の関係者が著者となっている場合には、そうした写真の使用等は極めてスムーズに行われていた。そこに眼を付けた賢い出版社の担当者がいた。博物館の学芸員たちを著者にして本を出せばいいのだと。そしてそれを実行したのが、至文堂の『日本の美術』シリーズであった。博物館の館蔵品の写真資料を豊富に使いながら、コンパクトにまとめた解説書を、博物館の学芸員を著者にして出したシリーズであった。この出版は当たりに当たって好調な売れ行きを示した。当時、東京国立博物館の写真使用の件で、苦い体験をもっていた多くの出版社の編集者たちから、激しい憤懣が噴出したのも当然である。

2006-10-26 (Thu)

おーつか・みつのぶ(大塚光信);1996/4;抄物きりしたん資料私注;

;清文堂;(借覧);A5判;縦組;上製;iv+736頁;;ISBN4-7924-1331-1;

例のごとく、目次を写しておく。

  1. 一 抄物 1
    1. 第一章 抄物概説 3
      1. 1 抄物―ショウモツとショウモノ― 3
      2. 2 抄物の性格 12
      3. 3 抄物の文 16
    2. 第二章 史記抄 36
      1. 1 桃源の生涯 36
      2. 2 桃源の著作 42
      3. 3 史記抄について 58
    3. 第三章 漢書抄 115
      1. 1 (a)本 116
      2. 2 (b)本 124
      3. 3 (c)本 125
      4. 4 (d)本・(e)本・(f)本 133
      5. 5 書写の時期など 142
    4. 第四章 山谷抄 148
      1. 1 (イ)本・(ロ)本・(ハ)本(前半部) 148
      2. 2 (ハ)本(巻四と後半部) 153
      3. 3 (ニ)本と他抄 165
  2. 二 きりしたん資料 181
    1. 第五章 太平記抜書 183
    2. 第六章 コリャードの日本語辞書 219
      1. 1 稿本 222
      2. 2 版本 255
      3. 3 著作者 289
      4. 4 出典とことば 292
  3. 三 両資料からみた室町時代語 319
    1. 第七章 音便形 321
      1. 1 バ行四段・マ行四段動詞の音便形 321
      2. 2 ラ行四段動詞の音便形 333
    2. 第八章 助動詞――形態の変化を中心に 344
      1. 1 ヨウの成立 344
      2. 2 マイの成立 390
      3. 3 シマウからシム 421
    3. 第九章 語の諸相 442
      1. 1 アヤカシとアヤカリ 442
      2. 2 オシャル 454
      3. 3 シキ 463
      4. 4 しよう―枝葉と支用― 492
  4. 四 資料とことば 513
    1. 第十章 抄物 515
      1. 1 湯山千句の抄 515
      2. 2 詩学大成抄 544
      3. 3 ダとある種の抄物 570
      4. 4 ヲチ 584
    2. 第十一章 きりしたん資料 606
      1. 1 日葡辞書の記述と二・三の語 606
      2. 2 対訳寸感 〔付〕迷惑 623
  5. 五 雞肋抄 651
    1. 1 中世の敬語―特質と変遷― 653
    2. 2 本語小考 676
    3. 3 抄物にみえる諺(集) 696
    1. あとがき 727
    2. 索引 736

2006-10-27 (Fri)

いのずか・はじめ(猪塚元)/いのずか・えみこ(猪塚恵美子);2003/5;日本語音声学のしくみ;

シリーズ・日本語のしくみを探る2;研究社;(借覧);A5判;縦組;並製;ix+194頁;;ISBN4-327-38302-3;

目次を写しておく。

  1. 第一章 五十音図と仮名文字 001
    1. Q1 日本語の発音の単位は仮名文字ではないでしょうか? 002
    2. Q2 指で唇を左右に引っ張ると、「ガッキュウブンコ」って言えないのはなぜですか? 006
    3. Q3 「母音」「子音」はあるのに「父音」はなぜないのですか? 012
    4. Q4 五十音図の順番には何か意味があるのですか? 017
    5. Q5 濁音と清音は何か違うのですか。半濁音ってどっちなのですか? 020
    6. Q6 母音「アイウエオ」はとこが違って、何の順番なのでしょうか? 030
    7. Q7 風邪をひくと「バビブベボ」が「マミムメモ」に聞こえるのはなぜでしょうか? 035
    8. Q8 同じ行の子音はすべて同じでしょうか? 045
    9. 章末問題 050
  2. 第二章 音声現象を理解する 051
    1. Q9 なぜ拗音は「シャ」のように二つの文字で表記するのですか? 052
    2. Q10 ジとヂ、ズとヅを発音し分けることがありますか? 058
    3. Q11 仮名文字を発育記号として使えるって本当ですか? 061
    4. Q12 結局、日本語にはいくつの音があるのですか? 072
    5. Q13 どんな場合でも同じ仮名の音は同じ音で発音されますか? 075
    6. Q14 日本語の[e]と英語の[e]は同じですか? 086
    7. 章末問題 092
  3. 第三章 比較して考える 093
    1. Q15 英語でお皿を頼んだらパンが来ました。何が悪かったのでしょうか? 094
    2. Q16 「カギ」と言ったら子供には「カニ」と聞こえたのですが、なぜですか? 106
    3. Q17 ヘボン式のローマ字でなぜ「ン」をmと書くことがあるのですか? 113
    4. Q18 仮名を一つひとつ切って発音するとき、「ッ」はどのように読むべきでしょうか? 118
    5. Q19 「ー」はカタカナにしかありませんが、どう発音するのですか? 123
    6. 章末問題 127
  4. 第四章 発音の変化と変遷 129
    1. Q20 「ニッポンチャチャチャ」の数え方は、七つ? 五つ? 130
    2. Q21 「洗濯機」の発音は「せんたっき」でいいのですか? 133
    3. Q22 「すみません」は「すいません」と発音されることが多いのでは? 137
    4. Q23 外国語が日本語に入るとき、特別な規則がありますか? 143
    5. Q24 韓国の友人が食べに行こうと言う「ヘンボコ」とは何ですか? 149
    6. 章末問題 151
  5. 第五章 日本語のアクセント153
    1. Q25 日本語のアクセントではどんな練習をすればいいでしょうか? 154
    2. Q26 アクセントの正体とはいったい何なのでしょうか? 156
    3. Q27 「男が」と「桜が」ではなぜアクセントが変わるのですか? 163
    4. Q28 辞典で数字でアクセントが示されている場合どう読めばいいのですか? 165
    5. Q29 「パンツ」はズボンですか?下着ですか? 170
    6. Q30 東京と大阪でアクセントが逆になるというのは本当ですか? 173
    7. Q31 「のこぎり」の前に「この」をつけるとアクセントが変わるようですが? 175
    8. Q32 「語尾を上げて読むな」はアクセントに関する注意ですか? 179
    9. 章末問題 181
    1. 付録 182
    2. さらに勉強したい人のための参考文献 184
    3. 章末問題の解答 188
    4. 索引 194

こもり・よーいち(小森陽一);2006/9;レイシズム;

思考のフロンティア;岩波書店;1,300円(借覧);B6判;横組;並製;x+125頁;;ISBN4-00-027013-3;

くらしま・ながまさ(倉島長正);2005/1;日本人が忘れてはいけない美しい日本の言葉;

青春新書INTELLIGENCE[PI-111];青春出版社;730円(100円);新書判;縦組;並製;221頁;;ISBN4-413-04111-9;

2006-10-28 (Sat)

たざわ・はるこ(田澤晴子);2006/7;吉野作造―人世に逆境はない―;

ミネルヴァ日本評伝選[037];ミネルヴァ書房;3,000円(借覧);四六判;縦組;上製;2+xx+300+10頁;;ISBN4-623-04676-1;

2006-10-30 (Mon)

しみず・みちこ(清水美知子);2004/6;〈女中〉イメージの家庭文化史;

;世界思想社;(借覧);四六判;縦組;上製;vi+236頁;;ISBN4-7907-1061-0;

婦人之友誌1920年8月号で、「『女中』といふ(ことば)を何と改めませうか」といふ懸賞募集をし、同10月号で「助婦」「お手伝」「家事婦」の最終3案から、「お手伝」を1等に選んでゐる由(pp.91-92)。また、実際の名称変化は、新聞の求人広告を例にあげると、戦後まもなくのころは「女中」が中心であったのが、一九五五(昭和三〇)年前後から多くが「女中さん」と“さん”づけに変わり、六〇年ごろから「お手伝いさん」という言葉にシフトし、65年頃には「お手伝さん」が主流になつてゐるとのこと(p.168)。オートメ女中(p.179)、パトタイ女中(p.182)といつた略語も興味深い。

ひの・すけなり(日野資成);2001/7;形式語の研究―文法化の理論と応用―;

;九州大学出版会;(借覧);A5判;横組;上製;xii+124頁;;ISBN4-87378-690-8;

基礎語研究の日野資純と関係のあるかたなんだらうか。目次を写しておく。

    1. はじめに i
    2. 謝辞 iii
    3. 要旨 v
    4. 略語のリスト vii
  1. 第1章 導入 1
    1. 1.1 本書の目的 1
    2. 1.2 本書の構成 2
    3. 1.3 方法論 3
    4. 1.4 定義 6
      1. 1.4.1 文法化 6
      2. 1.4.2 形式名詞 9
      3. 1.4.3 補助動詞 10
    5. 1.5 形式名詞と補助動詞のリスト 11
    6. 1.6 重要な貢献 11
      1. 1.6.1 歴史的証拠 12
      2. 1.6.2 抽象化のメカニズム 13
        1. 1.6.2.1 「もの」から「空間」へ 13
        2. 1.6.2.2 「空間」から「時間」へ 14
        3. 1.6.2.3 「空間」から「質」へ 14
      3. 1.6.3 「空間」から「時間」への人間の思考 15
      4. 1.6.4 抽象度の共時的証拠 16
      5. 1.6.5 抽象化の二つのパターン 16
      6. 1.6.6 意味変化としての「抽出化」 18
      7. 1.6.7 抽象化と抽出化の相互作用 18
      8. 1.6.8 意味的制約としての関係概念 19
  2. 第2章 抽象化 21
    1. 2.1 導入 21
      1. 2.1.1 名詞にもとづくモデル 21
      2. 2.1.2 動詞にもとづくモデル 24
    2. 2.2 名詞 25
      1. 2.2.1 名詞にもとづくモデル 25
        1. 2.2.1.1 「もの」から「空間」へ 25
        2. 2.2.1.2 「空間」から「時間」へ 28
        3. 2.2.1.3 「空間」から「こと」へ 32
        4. 2.2.1.4 「空間」から「質」へ 33
      2. 2.2.2 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 36
    3. 2.3 動詞 37
      1. 2.3.1 動詞にもとづくモデル(「物理的」→「心理的」) 37
      2. 2.3.2 名詞にもとづくモデル 38
        1. 2.3.2.1 「空間」から「時間」へ 39
        2. 2.3.2.2 「空間」から「質」へ 40
    4. 2.4 結論 41
  3. 第3章 抽出化 43
    1. 3.1 導入 43
    2. 3.2 純粋な抽出化 44
      1. 3.2.1 空間的抽出化 44
      2. 3.2.2 敬意の抽出化 51
    3. 3.3 抽象化を伴う抽出化 53
      1. 3.3.1 抽出化と抽象化(空間→時間)が同時 53
      2. 3.3.2 抽出化と抽象化の相互作用 54
    4. 3.4 結論 60
  4. 第4章 意味の希簿化 63
    1. 4.1 導入 63
    2. 4.2 指示的→文法的 67
      1. 4.2.1 名詞 67
        1. 4.2.1.1 助詞を伴わない名詞 67
        2. 4.2.1.2 助詞を伴う名詞 69
      2. 4.2.2 動詞 70
        1. 4.2.2.1 助詞を伴わない動詞 70
        2. 4.2.2.2 助詞を伴う動詞 72
    3. 4.3 指示的→文法的・表現的 75
      1. 4.3.1 助詞を伴う名詞 75
      2. 4.3.2 助詞「て」を伴う動詞 77
    4. 4.4 結論 81
  5. 第5章 文法化の制約 83
    1. 5.1 導入 83
    2. 5.2 形態統語論的制約 83
    3. 5.3 意味的制約 84
      1. 5.3.1 基礎語彙 85
      2. 5.3.2 位相概念 87
      3. 5.3.3 関係概念 89
        1. 5.3.3.1 空間を表す名詞 90
        2. 5.3.3.2 体の部分を表す名詞 90
        3. 5.3.3.3 方向を表す動詞 91
        4. 5.3.3.4 敬意を表す動詞 92
        5. 5.3.3.5 やりもらいの動詞 93
    4. 5.4 結論 94
  6. 第6章 結論 99
    1. 6.1 はじめに 99
    2. 6.2 この研究の発見 99
      1. 6.2.1 抽象化 99
        1. 6.2.1.1 抽象化の歴史的な証拠(発見1) 99
        2. 6.2.1.2 抽象化のメカニズム(発見2) 100
        3. 6.2.1.3 人間の抽象化的思考の証拠(発見3) 102
        4. 6.2.1.4 抽象度を測る証拠(発見4) 103
        5. 6.2.1.5 抽象化の二つのパターン(発見5) 103
      2. 6.2.2 抽出化(発見6) 104
      3. 6.2.3 抽象化と抽出化 105
        1. 6.2.3.1 抽象化と抽出化の相互作用(発見7) 105
        2. 6.2.3.2 意味的制約としての関係概念(発見8) 107
    3. 6.3 今後に向けて 108
      1. 6.3.1 関係概念の見直し 108
      2. 6.3,2 換喩的変化(Metonymic change) 109
        1. 6.3.2.1 「換喩」の定義 109
        2. 6.3.2.2 日本語の名詞における換喩的変化 111
        3. 6.3.2.3 日本語の動詞における換喩的変化 112
      3. 6.3.3 強度の抽出化 113
    1. 注 115
    2. 参考文献 119
    3. 索引 121

本書であつかはれた65語も写しておく(1.5、p.11)。

形式名詞
空間を表すもの
あいだ、うえ、うしろ、うち、うら、かたわら、すえ、てん、ところ、ふし、まえ
人体名称
くち、しり
その他
あと(跡)、かぎり、きり、くせ、けしき、さき、なり、はずみ、ひょうし、へ(辺)、もの、もよう
補助動詞
接尾語的
-あう、-あがる、-あげる、いれる、かえす、-だす、-たてる、-つく(付く)、-つける、--つめる、-とおす、-とる、--わける、-おこす(遣す)、-たてまつる、-たまふ、-まうす(申す)、-やる(遣る)、わたる
接頭語的
うち-、おし-、かき-、さし-、ひき-
「て」に付く
てあげる、てある、ていく、ていただく、ている、ておく、てくださる、てくる、てくれる、てさしあげる、てもらう、てやる
「と」に付く
という、とすると、とすれば、となると、となれば
「に」に付く
において、について、によって

しげた・しんいち(繁田信一);2006/8;安部晴明 陰陽師たちの平安時代;

歴史文化ライブラリー215;吉川弘文館;(借覧);四六判;縦組;並製;6+200頁;;ISBN4-642-05615-7;

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ひがき・たかし(日垣隆);2003/12→2006/11;そして殺人者は野に放たれる;

新潮文庫[ひ-23-1];新潮社;476円(1割引);文庫判;縦組;並製;318頁;;ISBN4-10-130051-8;

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虹を追いかける男
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朝の電車で、ダロウェイ夫人をよむ女性をみる。

ささもと・しょーじ(笹本正治);2002/4;異郷を結ぶ商人と職人;

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さとー・いずみ(佐藤泉);2006/5;国語教科書の戦後史;

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