戦いは終わった。ほんの少しの平和な時間が流れる。
リングを降りると、あなたが待っていた。
笑顔でタオルを差し出すあなた。今なら言えるような気がする。
「あなたのために僕は戦う」と。
今考えてみると、あなたはいつも僕のそばにいた。
ずっと昔からいてくれた。
「あなたが戦っているとき、私も心の中で戦っていたんだ」
きっと、その言葉は嘘じゃない。
涙する日々もあった。光一つ見えない、暗黒の世界に僕は迷った。
救い出してくれたのは、またあなただった。
時には共に泣き、共に走り出して、
今は、共に笑える。
教えてくれたよね。何もかもに絶望するんじゃなくて、
闇の中から一つの希望を見つけられればいいって。
だから、僕はあなたのそばにいる。
悲しみも喜びも、共有させてほしいんだ。
僕はあなたのおかげでここにいる。
これからも、あなたと共にいたい。
永遠の戦いの日々の中、傷つくこともある。
それでも戦いつづけるのは、あなたを失いたくないから。
別に戦うことで君を喜ばせようというわけじゃない。
あなたを、傷つけたくないから。
ただ、それだけのために。
闇の中に僕が見たものは、あなたの必死な姿。
何も求めずに、ただあなたは願っていたよね。
僕のために。
そのとき、あなたなしではいられないことを実感した。
それが、僕の希望になった。
いくら悲しみに包まれたって、負けない。
いくら絶望感に襲われたって、負けない。
あなたがいるから。
たったそれだけで、なんだか強くなれたような気がした。
あなたを守りたい。
希望の光を絶やさないように。
心が暗闇に覆われないように。
あなたの笑顔が見たいから。
僕のたった一つの希望の光を、絶やしたくはないから。
昨日の戦いの後には、明日の光がある。
黄金色の輝きが。
どんな宝石よりも尊いもの。誰にでも与えられる、一番大切なもの。
希望は、明日の僕のために。
希望は、あなたのために。