雪が降る。都会にも、田舎にも。少しだけ寒いけど、
不思議と温かい心になれる。
夜の明かりは雪に色をつける。暗いけど、明るくもある。
僕も、そんな雪を見て少し嬉しくなった。たくさん悲しんだけど、
みんなみんな洗い流されてゆくような気持ちになった。
君にも教えてあげよう。そう思った。
いくらすれ違っても、思いはきっとひとつなのだろう。
疑う理由なんて何一つなかった。心から信じられた。
人はひとりなんかじゃない。どこかでつながっているんだ。
それが、愛というものなのだろう。
"僕はどうしてここにいるんだろう……"
いつもいつも僕は考えていた。
あの日、その答えがようやく出てきたんだ。
理由も分からず日々を過ごしていた。
あまりにももったいなかった。でも、
それを理解できたのも過ごした日々のおかげなんだ。
暖かい。いつか見つけるであろう場所は、すぐそこにあった。
そこには確かに君がいた。間違いない。
僕が生きている理由、それはまさに君に出会うため。
それ以外、何もなかった。
……愛するから、いつかは失う悲しみにくれるんだろう。
分かっている。その日はいつか来る。
たとえ愛さなかったとしても、そうなる。そのことは、
僕の心の中にしまっておこう。いずれ分かること。
君が僕から見えなくなるまで離れても、僕は絶対にこの思いを忘れない。
あの日は確かに存在していた。夢じゃない。
夢だったら、今こんなに君のことが頭から離れない、なんてことはない。
現実だから、僕はあなたをこんなに愛せた。
いくら悲しんでも、雪は降る。日々も流れる。
変わらないのは、思い出とこの写真だけ。
……それでも、あの日の想いは、嘘じゃない。