私が管弦楽をmidiでやる場合。

それぞれに、方法はあると思いますが、私は自己流で以下の方法を用いています。

※独学なのでmidi用語等間違いがあったらごめんなさい...

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1.各楽器の割り当て。
2.各楽器のバランス。
2-1.音量のバランス。
2-2.配置のバランス。
3.音響効果について。
4.ところが!



1.各楽器の割り当て。
SMF(スタンダードミディファイル)はトラック数が16有り、トラック10番がリズムパートになっています。
各楽器の割り当ては2管編成の場合トラックの1番から順にフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット(バスーン)、 ホルン、トランペット、トロンボーンを、8番と9番を空席にして、10番をオーケストラセットに、11番をピアノまたはハープに、 12番から16番までを弦楽器に割り当てます。
ここで重要なのはそれぞれの音色で、管楽器はそのまま音色が一致しますので問題はありません。 ティンパニーはオーケストラセットの中にあります。ピアノは幾つかの種類が有りますがpiano1を選択します。 私の場合ピアノとハープは同時に使うことはまれなので11番にいづれかを置いています。 12番からは順にヴァイオリン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス(ダブルベース)ですが、 音色は全てstringsにします。Midi音色のviolin,viola,cello,contrabassは、ソロ用なのでここでは使いません。
さて8番と9番のトラックですが、ここでは特殊楽器を持ち込みます。 例えば鉄筋、木琴、オルガン、チェレスタなどです。弦楽器のソロパートもこのトラックで使います。 ところで、これが3管編成だとどういった配置になるか?
SMFではトラック数に制限があるので楽器の配置としてはピッコロをフルートに、イングリッシュホルンをオーボエに、 バスクラリネットをクラリネットに、バスチューバをトロンボーンにそれぞれ代用します。 基本的に楽器や音域は違っても音色は近いものがあると思えるからです。
トラック 使う楽器 使う楽器
(3管編成なら)
midi音色
インストゥルメントともいう
No.1 フルート ピッコロ flute
No.2 オーボエ イングリッシュホルン oboe
No.3 クラリネット バスクラリネット clarinet
No.4 ファゴット(バスーン) コントラファゴット bassoon
No.5 ホルン * french horns
No.6 トランペット * trumpet
No.7 トロンボーン チューバ trombone
No.8
No.9
鉄筋、木琴、オルガン、チェレスタ等
ソロの弦楽器もこのトラック
* grockenspiel,xylophoneなど
ソロの弦楽器はviolin,viola等
No.10 ティンパニィ、打楽器 * orcestra set
No.11 ピアノ、又はハープ * piano又はharp
No.12 ヴァイオリン1 * strings
場合によっては
tremolo str
pizzicato str
No.13 ヴァイオリン2 * 同上
No.14 ヴィオラ * 同上
No.15 チェロ * 同上
No.16 コントラバス(ダブルベース) * 同上

ただこの配置は、音源の同時発音数が64ボイス以上はほしいところです。それというのも、 2管編成のオケの設定で和音を含むトゥッティだと28から50以上のボイスを同時に使うことになるからです。 例えば同時発音数が16ボイスの能力しかない音源だと最悪の場合ホルン以下の音は出ません。 これは音源の発音の順位がトラック別で10、1、2、3、4、5、、、、16となり 16ボイスを超えたところで以下のトラックの音が出ないためです。
こうなると管弦楽ではかなり致命的で、音源のSC-55クラスだと思い通りの音は出ません。
では、なぜこのような配置にするのか?
管弦楽の記譜法というものにルールがあってその配置をそのままトラックに割り当てると上記の配置になってくるのです。 しかもリズムトラックが10番というのは結構都合のいい位置だといえます。 これを楽譜化してプリントアウトできる機能のあるソフトでプリントアウトしてやると結構見られる総譜になるのです。 (ま、それなりに問題も結構ありますが…)
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2.各楽器のバランス。
一言でバランスといってもいくつかの種類があります。
2-1.音量のバランス
まず音量のバランスです
Midiでは、音の大きさを決めるに当たって2つのコントロールがあります。ボリュームとベロシティーです。
どう違うのでしょうか?
大きい声を出すときと小さい声を出すときでは声の質が違います。力を入れずに出した声を「小さい声」とします。力いっぱい出した声を「大きい声」とします。遠く離れた「大きい声」は、聞こえる音は小さいのですが「小さい声」とは明らかに違います。同じように「小さい声」を拡声器で聞いたときも音は大きくても「大きい声」とは違います。
ボリュームは拡声器の役割をします。ベロシティーは「小さい声」と「大きい声」の区別をします。
フルートとトランペット、どちらが大きい音が出るでしょう?どちらが小さい音を出せるでしょう?
そうです、フルートがどうあがいてもトランペットの音量は出ませんし、トランペットで小さい音を出そうとしてもフルートの出す小さい音より大きくなります。
この楽器ごとの音量の差をボリュームでコントロールします。そして、各楽器の出していく音の強弱をベロシティーでコントロールします。
つまり、1つの曲の中でボリュームはあまり変わることは無く、ベロシティーはp,mp,mf,fなどで常に変化していきます。
実はここで問題が発生します。ボリュームは無段階で調整ができるのに対し、ベロシティーは音1つに付き1つの設定になります。つまり長く伸ばす音の中でのクレッシェンドやデ.クレッシェンドは、ベロシティーで対応出来ないのです。もうこれはボリュームで対応するしかありません。
息を殺した小さい声から徐々に怒鳴るような大声への移行はmidiでは表現できないと私は思っています。(何かこの辺でいい案があったら誰か教えてください。)
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2-2.配置のバランス。
オーケストラの楽器の配置は基準的な配置があります。
現代音楽では大幅に位置を変えたりしますが、私は原則に従って位置を決めるようにしています。
それぞれの位置関係は、全体を扇型に、その要の位置に指揮者を置きます。
弦楽器群は最前列。上手側つまり左から第1ヴァイオリン、その後方に第2ヴァイオリン、 指揮者の正面から右にかけてヴィオラ、その右前列にチェロ、ヴィオラとチェロの後方にコントラバスです。
続いて木管楽器。指揮者の正面でヴィオラの後ろ、向かって左にフルート、その右隣にオーボエ、 その後ろにファゴット、その左隣つまりはフルートの後ろにクラリネットです。
続きまして金管楽器。フルートの左第2ヴァイオリンの後ろにホルン、木管楽器の後方ほぼ正面にトランペット、 その右側にトロンボーンです。
打楽器行きます。ティンパニィはホルンの後ろ、他の打楽器はその左隣。
ハープは打楽器の前ヴァイオリンの後ろ、ピアノもその辺。ただしピアノ協奏曲みたいにソロのときは、 指揮者の手前中央。弦楽器のソロもほぼ真ん中。
ただ、ヴィオラとチェロの位置が入れ替わっていることもある。
判りにくいので図に描きました。
midiでは左右のコントロールはパンポットを使います。数字でL63から0からR63まであり、 L63に近いほど左、R63に近いほど右から音が出ます。数字が小さいほど中央になります。
ソフトウエアによっては、この数字が0から127で表されているものもあるようです。このときは64が真ん中です。
さて、各楽器の位置関係が決まったのでこの割合でパンポットを割り込みたいところですが...
ここで演奏を聴いている立場に立ってみましょう。
オーケストラ演奏を聴くときどの位置に席を取りますか?
指揮者の1メートル位後ろですか?ホールの端っこの後ろの方ですか?
音響的には、やはり真ん中ですよね。(とは言いつつも私は2階席の最前列を選んでいます。 オーケストラの演奏風景が一番よく見えるのですよ。)
たとえば指揮者の位置だとヴァイオリンは左から、コントラバスは右から確実に響いてきます。 しかし、3階席最後部などになってくると弦楽器は左右どちらから聞こえているとも言えない感覚になってきます。
極端な例だと、片寄せあって座っているフルートの音とオーボエの音を100メートル離れて聴いても、 どちらが右でどちらが左か聞分けるのは、困難でしょう。
ヴァイオリンが左にあるからと言ってパン(パンポットのこと)をL63に設定するのは極端すぎます。 では、どこに設定するか?
もうこの辺は感覚的なものですね。全体の曲を聴いてみて、も少し右かな、左かな、と変えてみたりします。
つまり、左右のバランスは曲によって設定が違うのです。
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3.音響効果について。
どこで聞いているのか?
この設定が私にとっての音響設定になります。
この項目管弦楽の設定なのでまずホール等、音の響く環境を設定します。
主にリバーブ、コーラスの設定をします。
リバーブは音の響きを、コーラスは音の厚みを出すためにそれぞれ使います。
リバーブは各楽器共似たような値にしてます。コーラスは、原則として数の多い楽器ほど大きな値にしています。
トラック 使う楽器 ボリューム パンポット リバーブ コーラス
No.1 フルート 85 L5〜L10 70前後 20〜30
No.2 オーボエ 90 R5〜R10 70前後 20〜30
No.3 クラリネット 85 L5〜L10 70前後 20〜30
No.4 ファゴット(バスーン) 90 R5〜R10 70前後 20〜30
No.5 ホルン 110 L25〜L35 70前後 60〜70
No.6 トランペット 125 R5〜0 70前後 50〜60
No.7 トロンボーン 125 R25〜R35 70前後 50〜60
No.8
No.9
鉄筋、木琴 100 L45〜L50 60前後 20〜30
No.8
No.9
チェレスタ 80 L45〜L50 80前後 20〜30
No.8
No.9
オルガン 110 0 80前後 80〜100
No.8
No.9
ソロの弦楽器 90 ヴァイオリン…L5
ヴィオラ…R5
チェロ…R2
70前後 20〜30
No.10 ティンパニィ、打楽器 120 * 80前後 60〜70
No.11 ハープ 90 L45〜L50 80前後 60〜70
No.11 ソロのピアノ 110 0 70前後 20〜30
No.12 ヴァイオリン1 100 L20〜L30 70前後 80〜100
No.13 ヴァイオリン2 100 L18〜L28 70前後 80〜100
No.14 ヴィオラ 100 R15〜R25 70前後 75〜95
No.15 チェロ 100 R20〜R30 70前後 75〜95
No.16 コントラバス(ダブルベース) 100 R30〜R40 70前後 60〜70

概ね上記設定になっていますが聴いてみた雰囲気で値を大幅に変更することもあります。
この設定がベストというわけではなく、あくまでもこれは私のやっている設定で、もっとこうするべきといった意見も有るかと思います。
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ところが!
実際midiデータとして作成発表する場合、上記方法によりますが、 今私が使っているソフト「overture2」は楽譜作成ができて、 midi演奏が出来るという性質のソフトであるため、楽譜の性能が最優先されます。
そのため音質に対してはあまり細かい設定をしにくいのが弱点です。
ただトラック数を99トラックまで設定できるので、 音源が99トラックあれば99音色同時発音も可能であると…
今現在私の使用している音源はローランドsc-88というかなり初期のタイプ。 性能としては654音色68ボイスという質素なものですが、管弦楽でも十分に対応できます。
MP3版になっている作品は、この音源で演奏されたものをCDレコーダーで録音し、 CDデーターをMP3データーにするという方法をとっています。
つまりMP3版の有るものは、少なからずマスターCDが存在することとなります。
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